レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 同志社大学 今出川図書館 (3310014) | 管理番号 (Control number) | 2015-071 | ||||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2016年3月1日 | 登録日時 (Registration date) | 2016年03月01日 14時14分 | 更新日時 (Last update) | 2016年11月16日 17時49分 | ||||||||||
質問 (Question) | 平安期の金箔の製造法が知りたい。 江戸時代以降の製造法についての資料が多く、平安期については上手く見つけられない。 | ||||||||||||||
回答 (Answer) | 『平安時代史事典』(角川書店, 1994)本編(上)p.686に平安時代の金箔の製造や関連情報がありますので、ご確認ください。 その他のご参考になりそうな資料については回答プロセスをご覧ください。 | ||||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 金箔の製法の調査は利用者自身が行っていたので、歴史的・技術史的な観点からの調査として『平安時代史事典』を確認した。 本編(上)p.686「金箔」の項があり、以下の情報が掲載されていた。 ①金箔の製造に関する情報 ・『正倉院文書』に金箔の歴史と関連事項が掲載あり(『正倉院文書』を翻訳した『大日本古文書』(本学所蔵あり)で確認)。 ・『宇治拾遺物語』(二二)「金峯山の薄打の事」に金18両で、箔7,8千枚を打ったとある。 ②史料情報 ・『二中歴』三(鎌倉時代の百科事典) 「第三 造仏歴 仏像寸法・木造用金薄・絵像丹」の項に「木造用金箔」として、「金一両 造薄千枚」と書かれている。 ※『和名抄』(別名『和名類聚抄』) 上記資料中に記載はなかったが、平安時代の漢和辞書である『和名抄』を当たったところ、「箔」という項目があり、箔を切るための道具についての説明が掲載されていた。 (『諸本集成倭名類聚抄』(索引扁)p76に「ハク【金銀箔】 五 九一ウ ⑮ 15ウ」とある。) ③研究書 ・小林行雄『古代の技術』(東京, 昭和37) ・武田恒夫『金碧障屏画』(『日本の美術』131, 東京, 昭和52) | ||||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ・『京都金銀紙平箔史』、『箔打紙の研究』は調査済みである。 ・本学図書館の「756 金工芸」の書架はブラウジング済み。 | ||||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 学生 | |||||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000188729 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |