レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/05/26
- 登録日時
- 2023/03/18 00:30
- 更新日時
- 2023/04/29 09:44
- 管理番号
- 所沢富岡-2022-012
- 質問
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解決
銅版画のエッチングについて書かれている本はないか?
- 回答
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エッチング(etching)とは、「銅、亜鉛などの金属版を酸で腐食して制作する、腐蝕凹版画の一般的な呼称」です。
(参考 『世界版画全史』 黒崎彰/著 阿部出版 2018年 p.367より)
以下の資料に記載があります。
〇『銅版画のテクニック』 深沢幸雄/著 ダヴィッド社 1989年
〇『版画でつくる紙雑貨』 左古文男/編著 日東書院本社 2015年
〇『銅版画ノート』 視覚デザイン研究所/編 視覚デザイン研究所 1988年
〇『版画』 佐川美智子/監修 文遊社 2007年
〇『銅版画のマチエール』 駒井哲郎/著 美術出版社 1977年
〇『銅版画の技法』 菅野陽/著 美術出版社 1975年
〇『中林忠良の腐蝕銅版画』 中林忠良/著 河出書房新社 1995年
〇『銅版画家の仕事場』アーサー・ガイサート/作 BL出版 2004年
〇『世界版画全史』 黒崎彰/著 阿部出版 2018年
〇『版画の技法』 吉田穂高/[ほか]著 美術出版社 1978年
〇『西洋版画の歴史と技法』 アントニー・グリフィス/著 中央公論美術出版 2013年
〇『版画事典』 室伏哲郎/著 東京書籍 1985年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『銅版画のテクニック』 深沢幸雄/著 ダヴィッド社 1989年
p.12-17 「始めに」の項目内
p.15 「A・エッチング 磨いた版面にグランドを用い防食膜を作って、鉄筆などで描き、その膜を切り、銅の肌を出して、硝酸などで腐刻する線を主体とした技法」と記載あり
p.45-52 「5・下図の転写とエッチング」の項目に技法と写真の掲載あり
p.45 「エッチングというのは前にも記したように、数多い銅版画技法の中の一種である。」と記載あり
p.120-135 「14・腐食して製版する技法」の項目内
p.120-127 「ソフト・グランド・エッチング」の記載あり
p.127-132 「リフト・グランド・エッチング」の記載あり
〇『版画でつくる紙雑貨』 左古文男/編著 日東書院本社 2015年
p.18-19「銅版画の分類」の項目内
p.19 「エッチング」の記載あり
p.20-35 「Prat1銅版画の道具」の項目内
p.30 「エッチングの道具」に記載あり
p.54-75 「Part3 間接法」の項目内
p.56-61 「エッチングでMyタグを作る」の記載あり
p.66-73 「エッチング&アクアチントで蔵書票をつくる」に技法と写真の掲載あり
〇『銅版画ノート』 視覚デザイン研究所/編 視覚デザイン研究所 1988年
p.64-96 「間接法による銅版画」の項目内
p.72-83 「D エッチング」に記載あり
p.97-120 「技法のバリエーション」の項目内
p.104-106 「G ソフトグランドエッチング」の記載あり
p.107-109 「リフトグランドエッチング」の記載あり
〇『版画』 佐川美智子/監修 文遊社 2007年
p.51-86 「銅版画」項目内
p.55 「腐蝕法(エッチング)」に「エッチング」「ソフトグランドエッチング」「リフトグランドエッチング」「ディープ・エッチ」各技法の記載あり
p.61 「エッチング」の記載あり
p.66-67 「ソフトグランドエッチング」の記載あり
〇『銅版画のマチエール』 駒井哲郎/著 美術出版社 1977年
p.45-68 「Ⅰ 3 製版Ⅰ」の項目内
p.58-68 「エッチング(オー・フォルト)」に記載あり
p.89-111 「Ⅰ 5 製版Ⅱ」の項目内
p106 「シュガー・アクワチント(リフト・グランド・エッチング)」に記載あり
附・製版法の種類と道具・技法の表(折り込み)に記載あり
〇『銅版画の技法』 菅野陽/著 美術出版社 1975年
p.87-140 「製版Ⅱ 腐食凹版の技法―1」の項目内
「エッチング」「ディープ エッチ」「ソフト グランド エッチング」「リフト グランド エッチング」の各技法の記載あり
〇『中林忠良の腐蝕銅版画』 中林忠良/著 河出書房新社 1995年
p.7-40 「技法篇」の項目内
p.34-37 「腐蝕液別による腐蝕の違いと版の断面」に記載あり
p.40 「さまざまな腐蝕技法」に「リフト・グランド・エッチング」「ソフト・グランド・エッチング」「ディープ・エッチング」各技法の記載あり
2.後日調査の追加事項
〇『銅版画家の仕事場』 アーサー・ガイサート/作 BL出版 2004年
銅版画の作り方が、エッチングによるイラストで紹介されている。
〇『世界版画全史』 黒崎彰/著 阿部出版 2018年
p.366-378 「用語解説」の項目内
p.367 「エッチング etching 銅、亜鉛などの金属版を酸で腐食して制作する、腐蝕凹版画の一般的な呼称。」と記載あり
〇『版画の技法』 吉田穂高/[ほか]著 美術出版社 1978年
p.53-96 「凹版による版画」の項目内
p.65-73 「凹版による版画の技法の種類」に記載あり
p.68-70 「間接法」の項目内に「エッチング」「ソフト・グランド・エッチング」「リフト・グランド・エッチング」の各技法の記載あり
〇『西洋版画の歴史と技法』 アントニー・グリフィス/著 中央公論美術出版 2013年
p.13-30 「凸版」の項目内
p.28-30 「メタルカットと凸版エッチング」の記載あり
p.31-102 「凹版」の項目内
p.57-72 「エッチング」に記載あり
p.99-102 「ソフトグラウンド・エッチング」の各技法について記載あり
〇『版画事典』 室伏哲郎/著 東京書籍 1985年
p.125 「エッチング」の項目に記載あり
- 事前調査事項
- NDC
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- 銅版画.鋼版画 (735 9版)
- 版画材料.技法 (731 9版)
- 版画史.各国の版画 (732 9版)
- 参考資料
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- 銅版画のテクニック 深沢幸雄/著 ダヴィッド社 1989.5 735 4-8048-0194-4
- 銅版画でつくる紙雑貨 左古文男/編著 日東書院本社 2015.6 735 978-4-528-01677-4
- 銅版画ノート 視覚デザイン研究所/編 視覚デザイン研究所 1988.12 735 4-915009-73-4
- 版画 佐川美智子/監修 文遊社 2007.11 731 978-4-89257-053-7
- 銅版画のマチエール 駒井哲郎/[著] 美術出版社 1977 735
- 銅版画の技法 菅野陽/著 美術出版社 1975 735
- 中林忠良の腐蝕銅版画 中林忠良/著 河出書房新社 1995.8 735 4-309-71685-7
- 銅版画家の仕事場 アーサー・ガイサート/作 BL出版 2004.10 E 4-7764-0084-7
- 世界版画全史 黒崎彰/著 阿部出版 2018.8 732 978-4-87242-464-5
- 版画の技法 吉田穂高/[ほか]著 美術出版社 1978 731
- 西洋版画の歴史と技法 アントニー・グリフィス/著 中央公論美術出版 2013.9 732.3 978-4-8055-0703-2
- 版画事典 室伏哲郎/著 東京書籍 1985.9 730.33 4-487-73144-5
- キーワード
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- 銅版画
- エッチング
- 版画
- 腐食
- 金属
- 凹版
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000330524