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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
島根県立図書館 (2110035)管理番号
(Control number)
島根参2008-01-001
事例作成日
(Creation date)
2008年01月30日登録日時
(Registration date)
2011年05月20日 14時36分更新日時
(Last update)
2011年05月21日 10時52分
質問
(Question)
剣道場に書いてあった「両刃交鋒先不須策」は漢詩の一部ではないかと思うが、この言葉が載っている資料がないか。
回答
(Answer)
質問の言葉とは一部異なるが、「両刃交鋒不須避」という句について、以下の当館所蔵資料に記述がある。
資料1:p31「滴水又更に公案を挙げて曰く、両刃交鋒不須避(りょうばほこをまじえさくるをもちいず)。好手還同火裏蓮。宛然自有衝天気。と。以て余に其思考を促す。」、p39にその訳として「滴水はまた公案を授けてくれた。それは、「両刃、鋒を交えて避くるを須いず、好手還りて火裏の蓮に同じ。宛然おのずから衝天の気あり」というのであり、この公案についてよく考えてみるようにいわれた。」との記述がある。
資料2:p153「偏中至、両刃交鋒不須避、 好手還同火裏蓮、 宛然自有衝天気。」、p154にその訳として、「偏中至、二つの刃が切っ先を交える時に避けてはならない。やり手は火炎中の蓮華と同じで、まるで自ら天を衝く気があるようだ。」とある。

<2011/5/20追記>
資料3:『碧巌録』が一部掲載されており、この句とその訳がある。
資料4:「山岡鉄舟先生はこの一足一刀生死の間に徹して無刀流を発明したのです。ここを「両刃交鋒避くることを須ひず」という。」との記述がある。
資料5:p361~362に、この句の原文、訓読(りょうじんほこをまじへてさくるをもちひず)、訳文、解説あり。また、解説の中に、「この句は『碧巌録』第四十三則の本則の評唱(解説)に見えます。曹洞宗開祖、洞山良价禅師の言葉です」とある。
資料6:『瑞州洞山良价禅師語録』の全訳。p375~376に該当の句の読み下し、口語訳、注釈の記述あり。
回答プロセス
(Answering process)
(1)789.3(剣道)などの書架に直接あたり調査。→『剣道事典 技術と文化の歴史』(島津書房,1994)、名言・格言集など該当なし。

(2)インターネットで検索したところ、「両刃交鋒不須避」が『碧巌録』にある情報があり、【資料2】の内容を確認。

(3)禅、洞山に関する資料を調査。

<参考>
【資料2】より、碧巌録(へきがんろく)・・・北宋晩期の圜悟克勤が垂示・著語・評唱を加えた禅の教本。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
武術  (789 8版)
各宗  (188 8版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】 『山岡鉄舟・剣禅話』 山岡 鉄舟/原著 高野 澄/編訳,徳間書店,1971.7 (p29~46「剣法と禅理」 書庫789.3/ヤ71/)
【資料2】 『現代語訳碧巌録 中』 [克勤/著] 末木 文美士/編,岩波書店,2002.3 (p150~165「第43則 洞山の寒暑を避ける」 188.8/コ/2)
【資料3】 〔碧巌録:漢詩道〕 http://members.jcom.home.ne.jp/wa-ga-ya/kansi/siwa/48.html (最終確認2011/5/20)
【資料4】 〔『剣と禅』:人間禅道場〕 http://www.ningenzen.org/pdf/kenTOzen.pdf (2011/5/20) (p55「一足一刀の間を原則とする」)
【資料5】 『禅の思想と剣術』 佐藤 錬太郎/著,日本武道館,2008.12 (p360~369「第二節 山岡鉄舟」 789.3/サ08/)
【資料6】 『世界の名著 続3 禅語録』 中央公論社,1974 (p289~390「洞山録(洞山のことば)」 080/0001/S-3)
キーワード
(Keywords)
剣道
禅語
五位
洞山 良价
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000086507解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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