レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年05月28日
- 登録日時
- 2019/09/13 11:41
- 更新日時
- 2019/11/08 14:37
- 管理番号
- 東浦和-1-00022
- 質問
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未解決
高円宮紀子様が御成婚(2014年10月2日)の際に着ていた装束(小袿)の文様の意味を知りたい。
写真を見たところ、二対の鸚鵡(オウム)とシダのような植物ではないかと思われる。
- 回答
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宮内庁に確認したところ、文様及び意味については公表していないとの回答。
後述の文献を調査した範囲では、鸚鵡(オウム)と忍草(シノブグサ)の文様ではないかと推測される。
- 回答プロセス
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インターネット検索でニュース記事の写真により該当の装束の文様確認。
インターネット検索・画像検索などでは該当の文様に関する記述は見当たらず。
①市内所蔵の以下の文献を調査
『有職装束大全』八條忠基/著 平凡社 2018年
P271.にオウムの文様についての記述。
『日本の意匠事典』岩崎治子/著 岩崎美術社 1984年
p.75記載のシノブ草に似ている。
『開運!日本の伝統文様』藤依里子/著、水野惠司/監修 日本実業出版社 2010年
p.138に鸚鵡紋の意匠の意味について「技芸上達、学問上達、話し上手祈願、恋愛成就」との記述あり。
『日本の伝統文様事典』片野孝志/著 講談社 2000年
p.78に「羊歯文様(シダモンヨウ)」の意匠についての記述があるが、武家の柄とされており、該当の小袿の文様とは見た目も異なっている。
p.144に「月忍文様」の記述があり、このシノブ草文様が該当の文様によく似ている。
『日本の文様図典』紫紅社 1996年
p.98「秋草」の項に忍草文様の記述あり。
②宮内庁に電話で該当の文様について問い合わせたところ、文様及び意味については公表していないとの回答。
- 事前調査事項
- NDC
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- デザイン.装飾美術 (757 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 鸚鵡文様
- 忍草文様
- 高円宮紀子
- 意匠
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000261352