レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月05日
- 登録日時
- 2015/08/08 15:52
- 更新日時
- 2015/08/20 11:36
- 管理番号
- 千県中千葉-2015-14
- 質問
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解決
千葉県市原市に奈良の大仏があると聞いたが、それはどういうものか。
- 回答
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市原市のホームページによると、市原市の「奈良の大仏」は市原市の指定文化財になっています。「指定文化財一覧」の「名勝」の欄にあり、所在地が奈良369-2、所有者・管理者が本泉寺他32名、指定年月日が昭和49年6月10日、と記載されています。
https://www.city.ichihara.chiba.jp/bunka/bunkabunkazaitop/bunkazai/bunkazai_ichiran.html
【資料1】千葉県立図書館所蔵の資料からは、次のようなことが分かりました。『いちはら歴史の散歩道』p15に「第16話 奈良の大仏と本泉寺の椎の巨木群」というタイトルで所収されています。これによると、「平将門が関西の奈良に擬して、ここに大仏を建立し地名を奈良と名付けたという伝説」があるという事です。
現在は、1804(文化元)年領主の井上氏の援助で再建された石造の等身の釈迦如来があり人々はこれを「大仏」と呼んでいるとのことです。
【資料2】『いちはら観光ガイド』p16の案内には「元は平将門が931(承平元)年に銅像で建立したと伝えられている」とあります。
【資料3】『房総叢書 第6巻 紀元二千六百年記念』所収の「房総志料」(中村国香著)
p47 市原郡の奈良村というところに「銅像の高丈餘の廬舎那の露佛」が安置されているが平将門が南都の銅佛に似せて作ったのか、など伝説に関する記載があります。
(インターネットの最終アクセス:2015年6月9日)
- 回答プロセス
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【資料1】の内容から【資料3】に記載のあることがわかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 日本 (291 9版)
- 仏像 (718 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『いちはら歴史の散歩道』(青柳至彦著 市原市農業協同組合 2012)(0200972185)
- 【資料2】『いちはら観光ガイド』(市原市観光協会 市原 2010)(0200956922)
- 【資料3】『房総叢書 第6巻 紀元二千六百年記念』(紀元二千六百年記念房總叢書刊行會編 地誌1 紀元二千六百年記念房総叢書刊行会 1941)(9200265400)
- キーワード
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- 千葉県-市原市
- 釈迦如来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000178193