レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180613
- 登録日時
- 2019/05/14 17:10
- 更新日時
- 2019/07/25 12:28
- 管理番号
- 2019-7
- 質問
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解決
NHK大河ドラマ「毛利元就」第39回 35分頃の台詞で「ちょうらく」という言葉が出てくる。話の流れから「謀略によって敵の戦力を削ぐ」といった意味で使われているようだが、辞書を見ても適当な語意が見つからない。
「ちょうらく」の漢字と辞書的な意味を知りたい。
- 回答
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調略(ちょうりゃく)と思われる。
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はかりごとをめぐらすこと。策略。調儀
用例:「高槻茨木の両城、~を以て御味方となし」(幸若[舞曲]、三木)
出典:『広辞苑 第7版』(岩波書店 2018年刊)
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はかりごとをめぐらすこと。もくろみ。たくらみ。計略。策略。調義
用例:「廻調略搦捕べきよし申付候間」(石山本願寺日記・天文五年(1536)五月二日)
出典:『日本国語大辞典 第9巻』(小学館 2001年刊)
- 回答プロセス
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「ちょうらく」を調べたが、「謀略によって敵の戦力を削ぐ」という意味の語は見当たらず。
聞き違いの可能性がある。
『広辞苑 第7版』で「ちょうらく」の前後の見出し語を見ていくと、「調略」(ちょうりゃく)という語があった。
当館所蔵の『毛利元就 全3巻』(内館 牧子/著 日本放送出版協会 1996-97年刊 ※大河ドラマ「毛利元就」のノベライズ本)下巻の56ページに
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隆元ら三人は元就の言葉を待った。「吉川経世を調略いたす。藤野、そなたが動くのがいちばん目立たぬ。」
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という記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語彙 (814)
- 映画 (778)
- 参考資料
- キーワード
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- 大河ドラマ(1997年放映)
- 毛利元就(もうり もとなり)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 大河ドラマ「毛利元就」に登場する言葉についてのレファレンスでは安城市図書情報館の「名前の伝承について」(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000198161)もあり。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000256001