レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/07/18
- 登録日時
- 2014/08/08 00:30
- 更新日時
- 2014/08/15 11:01
- 管理番号
- 6000017441
- 質問
-
解決
ゲーテの詩『魔王』とシューベルトの歌曲『魔王』それぞれの時代背景がわかる本はあるか。
- 回答
-
『シューベルト 痛みと愛』(春秋社)などにシューベルトの歌曲「魔王」とゲーテの詩「魔王」の関わりについて記載があり。
- 回答プロセス
-
音楽(76*)、ドイツ文学(94*)の書架を探し、下記の資料をご案内した。
『シューベルト 痛みと愛』(春秋社)p158-172「悪魔的なもの-魔王」に、歌曲「魔王」と詩「魔王」についての記載があり。シューベルトの作曲は1815年、ゲーテの詩は1782年。ゲーテはジングシュピール「女猟師」のために「魔王」を書いたが、これは劇の進行に密接な関係があるわけではなく、、日常生活で歌われる素朴な仕事歌として、民謡風の有節歌曲のスタイルで歌われることを求めたとのこと。しかしシューベルトはこの詩の世界を全体として真摯に受け止め劇的なリートを作り上げたとあり。なおp139-143「シューベルトとゲーテ」には、両者の詩と音楽の結びつきに関する考え方の違いなどもあり。
『詩に映るゲーテの生涯』(丸善ライブラリー)巻末のゲーテ略年譜によると、1782年はゲーテがワイマールに仕官していた時期にあたる。p68-93に該当の時期の記載があるが、「魔王」については言及なし。
『シューベルトとウィーン』(音楽之友社)p57-59にはシューベルトが「魔王」を書き上げた経緯があり。
『ウィーン音楽文化史 上』(音楽之友社)p271-284「シューベルトはウィーン的か」には、シューベルトの音楽的な立場や、19世紀初頭のドイツ・ロマン派の抒情詩と歌曲作家シューベルトの関わりについての簡単な記載などがあり。
『ゲーテ 上』(人文書院)p287-305「ワイマル初期の抒情詩」に「魔王」が書かれた当時のゲーテの詩作についての詳しい記載があり。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩 (941 9版)
- 音楽史.各国の音楽 (762 9版)
- 参考資料
-
- 『シューベルト痛みと愛』 石井 誠士/著 春秋社
- 『シューベルトとウィーン』 チャールズ・オズボーン/著 音楽之友社
- 『詩に映るゲーテの生涯』 柴田 翔/著 丸善
- キーワード
-
- ゲーテ(ゲーテ)
- シューベルト(シューベルト)
- ドイツ文学(ドイツブンガク)
- 詩(シ)
- 歌曲(カキョク)
- 音楽(オンガク)
- ウィーン(ウィーン)
- オーストリア(オーストリア)
- 歴史(レキシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 大学生
- 登録番号
- 1000157867