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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
香川県立図書館 (2110006)管理番号
(Control number)
13801
事例作成日
(Creation date)
2012/5/29登録日時
(Registration date)
2012年05月18日 16時58分更新日時
(Last update)
2018年03月08日 15時23分
質問
(Question)
小豆島における鹿の狩猟について
回答
(Answer)
1 小豆島の鹿の狩猟に関する記述を確認できた当館蔵書

・小豆島における鹿の棲息調査 香川県/編・発行 1969(K4898 K1 1-1)

  ※p.2-3に次のような記述あり。

   「大正8年 小豆島の鹿は絶滅に瀕したため20年間捕獲禁止。」

   「年度(昭和) 15 16  17 18 19 20 21 22 
    捕獲数(頭) 58 141 168 349 295 253 103 37」

「・・・即ち、大正中期に絶滅に瀕した本島の鹿は、20ヶ年にわたる捕獲禁止措置によって著しく増殖し、猟区を経営できるまでになったが、第二次世界大戦末期から戦後にかけての食糧難時代に、管理の手が緩和された結果急激な減少を見たのであって、この時点で再度の捕獲禁止措置を講じたが、密漁や有害鳥獣駆除、その他の事由によって、一時小康を保ちながら近年に至り急激に滅亡の途を辿りつつあるということになるのである。」

・小豆島におけるシカの棲息状況報告書 香川県環境保健部自然保護課/編 香川県環境保健部自然保護課 1976.3 (K4898 K1 1-2)

  ※p.11-12に次のような記述あり。

   「小豆島鹿猟区の成績
    年度(昭和) 15 16  17 18 19 20 21 22 
    捕獲数(頭) 58 141 168 349 295 253 103 37」
 
   「・・・ここでもうひとつ明らかにしておきたいことは、昭和19年以降禁漁区廃止までの密猟の横行である。小島嶼の鹿は、もしこれを捕獲しようと考えれば、狩猟者以外の者にも、比較的容易に目的が達せられるものである。前掲の三浦正義(当時猟区組合長)は、次のような述懐をもたらされている。「猟区の区域外(乱場)の捕獲分と、猟区内で捕獲したもののうちの捕獲未報告分を夫々推定して合計すると、島内に於けるシカの総捕獲数は、猟区内捕獲数の倍に上がっていたと思う」と。この言明は、補禁によって著しく増数したことを指摘しているほかに、かなりな不法捕獲のあったことを暗示するものである。同氏は、密漁という忌わしい言葉をさけて居られるが、言外にそれがありありとうかがえる。何故に目立った不法捕獲が行われたか?それは国民経済と鳥獣保護との調和が破綻したのに、その調整をしなかったからであって、そのために規則の柵を乗り越えた結果である。・・・」

・小豆島におけるシカの棲息状況報告書 香川県環境保健部自然保護課/編 香川県環境保健部自然保護課 1982.3 (K4898 K1 1-3)

  ※p.1に次のような記述あり

    「・・・大正7年狩猟法の大改正があり、これを機会に大正8年~昭和15年までの間捕獲禁止を行った。結果昭和15年には約1000頭に増加した。しかし大東亜戦争が熾烈になつていた関係で、すべて乱場にするとの声もあったが、再び絶滅寸前になることが明白であるため、昭和15年猟区を設定して、増殖と捕獲の調和を図り、シカを小豆島の永遠の資産、資源とするため、全島の2/3を猟区とする措置を講じた。この結果猟区廃止の昭和22年までに合計1404頭を捕獲し、島内にシカの姿を確認できないまでに減少した。その理由として、猟区での乱捕獲及び敗戦による鳥獣行政機構の低下、密猟等があげられる。・・・」

・小豆島におけるシカの棲息状況報告書 香川県環境保健部環境自然保護課/編 香川県環境保健部環境自然保護課 1985(K4898 K1 1-4)

※p.1に次のような記述あり

    「・・・大正7年狩猟法の大改正があり、これを機会に大正8年~昭和15年までの間捕獲禁止を行った。結果昭和15年には約1000頭に増加した。この時期は日中戦争が熾烈になっていた関係で、すべて乱場にするとの声もあったが、再び絶滅寸前になることが明白であるため、昭和15年猟区を設定して、増殖と捕獲の調和を図り、シカを小豆島の永遠の資産、資源とするため、全島の2/3を猟区とする措置を講じた。この結果猟区廃止の昭和22年までに合計1404頭を捕獲し、島内にシカの姿を確認できないまでに減少した。その理由として、猟区での乱捕獲及び敗戦による鳥獣行政機能の低下、密猟等があげられる。・・・」

・小豆島におけるニホンジカの生息現況報告書 香川県環境保健部/編 香川県環境保健部 1989.3 (K4898 K1 1-5)

※p.14に次のような記述あり

     「1)狩猟を行うと極めて短期間の内に個体数は減少し、絶滅に瀕する傾向があること
      2)この結果、個体数の回復には極めて長期間を必要とすること
      である。狩猟法制定以前の段階でどの程度の狩猟が行われたのかは全く不明であるが、1)については猟区組合の歴史が端的に物語っている。もちろん、当時の猟区組合には適当な頭数を間引くとか猟区の存続とかの観点はほとんどなく、わずか7年で絶滅に近い状況に追いやっている。こうした背景の一つには、地形が急峻で、植生が貧弱な部分が多く、狩猟のための追込みもし易く待場での見通しが良いことなど条件が指摘できる(この傾向は犬を使用した現在の狩猟形態では一層強い)。・・・」

・ニホンジカ生息状況等調査報告書 香川県調査委託 日本野生生物研究センター/編 日本野生生物研究センター 1992.3 (K4898 K1 1-6)

  ※p.3に次のような記述あり

     「・・・その結果個体数は増加し、1940年頃には1000頭、内輪にみても500頭と言われるほどに回復し、農作物被害が増加した。これを抑えるため、1940年代に小豆島猟区組合が結成され、島のおよそ3分の2の地域で狩猟が開始された。そして1947年までの間に、記録されているだけで1404頭のニホンジカが捕獲された。捕獲数は1940年の58頭から年々増加して1943年には349頭に達し、その後は減少に転じて1947年には37頭となっている。この他に当時の世相では当然密猟も多かったものと考えられる。・・・」

・小豆島におけるニホンジカの生息状況等調査報告書 香川県環境保健部/編 香川県環境保健部 1995.3 (K4898 K1 1-7)
※鹿の狩猟や密猟に関する記述なし。

・ニホンジカ生息状況等調査報告 平成9年度香川県委託調査 自然環境研究センター/[編] 自然環境研究センター 1998.3 (K4898 K1 1-8)

  ※p.3に次のような記述あり

     「・・・増えたニホンジカが農作物被害を出すようになったことや、生物資源としてのニホンジカの持続的利用を図るために、1940年に小豆島猟区組合が結成され、猟区を設定しての狩猟がはじまった。・・・1947(昭和22)年までの8年間の合計は1404頭にも達した。当時の猟区組合関係者によれば、猟区における未報告捕獲数と猟区以外(乱場)での捕獲数の合計は、猟区内と同程度であったと考えられるので、8年間で2000頭以上の鹿が捕獲されたと推測される。・・・」

2 小豆島の鹿の狩猟に関する記述を確認できたウェブの情報

(1)ニホンジカ捕獲禁止に関する届出書 発表日:2010年10月20日(香川県HP)
   http://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyo/data/1010/101020b.htm
   に次のような記事あり。

    ○「(1) 捕獲禁止について
      ①ニホンジカ(オス)
        小豆島に生息するニホンジカは、終戦前後の乱獲により激減し絶滅の危機に瀕したことから、
個体数の回復を図るため、県は昭和24年からオスジカの捕獲を禁止し、現在に至っている。・・・」

    ○「資料4 小豆島におけるニホンジカ推定生息数:昭和15年 500~1,000頭」

(2)平成23年度 第5回人と自然との共生懇談会(環境省)
   http://www.biodic.go.jp/biodiversity/shiraberu/policy/kyosei/23-5/index.html

    ・(資料4)人と深い関わりのある野生生物~シカおよびイノシシの事例
       http://www.biodic.go.jp/biodiversity/shiraberu/policy/kyosei/23-5/files/4.pdf
        ※次のような内容が含まれます。
          ・「1933年の小豆島の猪垣と耕地等の分布と現在の土地利用」
          ・「ニホンジカとイノシシの捕獲数の推移」

(3)小豆島でのシカの捕獲を許可(平成15年2月26日 環境・水政策課 自然保護室)
     http://www.pref.kagawa.jp/kankyo/data/0302/030226a.htm
     に次のような記事あり。

    「8 参考
       小豆島に生息するニホンジカは、孤立した小規模個体群であり、終戦前後の乱獲により激減し、絶滅の危機に瀕したことから、
       昭和24年にオスジカの捕獲を禁止して以降、捕獲禁止措置を継続し、現在に至っています。
       (メスジカは、環境省告示により、県内全域で捕獲が禁止されています。)
       この間、昭和41年には、県民獣に指定するとともに、昭和44年から定期的に生息数調査を実施するなど、保護対策を推進しました。・・・」

3 次の当館蔵書を確認したが、関連記述は確認できなかった。

  (郷土資料)

   ・土庄町誌(K2342/T1)
     ※p.227-231「第18節 猪鹿垣の築造」という記事があるが、鹿の乱獲についての記述なし。

   ・土庄町誌 続(K2342/T1/1-2)
     ※巻末の索引を確認したが、鹿に関する語は見当たらなかった。

   ・池田町史(K2343/K1)
     ※目次を確認したが、鹿に関する記述なし。

  (一般資料)

   ・歯から読みとるシカの一生 自然史の窓(4898/ T3/ 2)
     ※目次を確認したが、小豆島に関する記述なし。

   ・シカの生態誌 Natural history(4898/ T3/ 3)
     ※p.337「そのほか香川県の小豆島、岡山県の鹿久居島にもシカが生息していることが知られている。」とだけあり。

   ・山と田畑をシカから守る おもしろ生態とかしこい防ぎ方(6548/ I2/)
     ※目次を確認したが、小豆島に関する記述なし。

   ・シカと日本の森林(6548/ Y2/)
     ※目次を確認したが、小豆島に関する記述なし。

   ・ぼくは猟師になった(6590/ S2/)
     ※p.107-116「シカ、シカ、シカ、シカ、シカ・・・」にシカ猟に関する記事があるが、小豆島に関する記述なし。

   ・日本狩猟百科(7876/Z1)
     ※p.260-266「シカ(鹿)猟」の項目あり。小豆島に関する記述は見当たらなかった。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
哺乳類  (489)
社会.家庭生活の習俗  (384)
釣魚.遊猟  (787)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
しか(鹿)
香川県
狩猟
狩猟-日本-歴史
登山
探検
畜産業-歴史
狩猟-随筆
ホンシュウシカ
観光資源
ニホンジカ
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
※香川県の県民獣:シカ
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000106230解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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