レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月08日
- 登録日時
- 2021/01/19 10:55
- 更新日時
- 2021/03/18 15:30
- 管理番号
- 大分県立郷土-2020-021
- 質問
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解決
中津江にわさび、柚子、柚子胡椒などの特産品が定着した理由を知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介。
【1】『中津江村基本計画 平成13年3月』 大分県日田郡中津江村/〔編〕 中津江村企画課 2001
p13-34「産業の振興」
p20「果樹類」
“うめ、くり、ゆず、かぼすが主であるが、消費者のニーズは香りや嗜好品的なものへ高まっているので、転作作物としても取り上げ、面積の拡大を図る。また、生産技術や販売戦略として加工方法の見直しを行い、新たな市場開拓を図る。
つえエーピー〔第3セクター〕での「ゆずリキュール」等の商品開発によりゆずが見直されてきている。既存のゆず園については栽培管理を見直し、転作作物としても取り上げ、面積の拡大を図り、供給体制の整備を図る。”
p20「わさび」
“畑栽培の技術が確立され、加工業者への契約栽培が主であるが生産額はいまひとつ伸び悩んでいる。しかし、事業の導入により林間わさびの栽培面崎は増加傾向にある。今後は、青果への取り組みを推し進めていく中で根茎、花茎の流通を伸ばし、販路の拡大による農家所得の増大を図る。
さらには、つえエーピーを中心として本村で加工品を製造し、販売できる体制をつくり「津江わさび」の産地化を図る。”
【2】『二豊のあゆみ 農林水産統計情報誌 No.377』 大分農林統計協会/編 大分農林統計協会 2000
p11-12 「中津江村の一村一品」
“【わさび】昭和55年から本格的な栽培が始まり、ハウスわさびは冬場の品目として栽培され、林間わさびは林野が村の80%を占める地域の条件活かして栽培され、加工用の原料として取引されております。”
『農林水産業開発計画書 日田・津江地域』(発行者不明 1971)に、基本目標が記載されていて、“果樹については、この地域の特産であるうめ、くりをはじめ、なし、ぶどうに重点をおいて計画した。”という記載がある。この時点では目標の中にはわさびやゆず、柚子胡椒の原料である唐辛子は記載はなかった。
- 回答プロセス
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1 中津江の村政に関する資料を調査。
2 県の農業振興に関する計画書等を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 産業政策.行政.総合開発 (601 10版)
- 食用作物 (616 10版)
- 参考資料
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大分県日田郡中津江村 〔編〕 , 中津江村(日田郡). 中津江村基本計画 平成13年3月. 中津江村企画課, 2001.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I087069796-00 -
大分農林統計協会 編 , 大分農林統計協会. 二豊のあゆみ : 農林水産統計情報誌 362号(平成11.1)〜385号(平成12.12). 大分農林統計協会, 1999.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I086956685-00
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大分県日田郡中津江村 〔編〕 , 中津江村(日田郡). 中津江村基本計画 平成13年3月. 中津江村企画課, 2001.
- キーワード
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- 中津江村
- 柚子
- 柚子胡椒
- わさび
- 特産品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000292651