レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月12日
- 登録日時
- 2022/01/20 13:33
- 更新日時
- 2022/01/20 16:07
- 管理番号
- 地-210014
- 質問
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解決
むかし藤野・相模湖から八王子に通じていた古道、陣馬街道(佐野川往還)について調べている。
陣馬街道について、神奈川県側の資料を知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
・『藤野町文化財調査報告 昭和60年度 ふじ乃町の古道』 藤野町文化財保護委員会編 藤野町教育委員会 1986
p.18~23に「甲州裏街道」が立項されている。「八王子宿追分で甲州街道より分れ、北西恩方道より和田峠に至る。峠の頂上が相武の境である。峠を下り和田集落を抜けると倉子峠、この峠の頂上が佐野川村東西の境で西は岩村といった。此処を下ると下岩でこの集落は宿場状になっている。下岩西の小川が甲斐との境である。(以下略)」と記載されており、和田峠、橋詰などの地区についての言及や産業や交易、信仰についても言及されている。
・『神奈川県の地名 (日本歴史地名大系 第14巻)』 平凡社 1984
「津久井郡 藤野町」(p.495~499)に「佐野川村」が立項されている(p.495~496)。この中に「村内を甲州上野原より武州八王子へ通じる脇往還が走り、この道は佐野川往還とも案下(あんげ)往還とも称した。この道の武州境には和田峠がある。」と記載されている(p.495)。
・『かながわの古道50選』神奈川県 1995
p.56~57「佐野川往還の和田峠付近」が立項されている。簡単な紹介と共に、手書きの地図1枚と写真3枚が掲載されている。
・『かながわ百問 かながわ検定・神奈川ライセンス受験参考問題集』 かながわ検定協議会、神奈川新聞社(発売) 2007
「第6章 観光・もてなし」の中に「問90 津久井郡」が立項されている(p.196~197)。
p.197の「○藤野町」に、「北端にあるのが標高688mの和田峠で、武蔵と甲斐を結んだのが佐野川往還。江戸時代、峠越えの道は甲州街道の裏街道としてにぎわった交易路だった。(以下略)」と記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 交通史.事情 (682)
- 参考資料
- キーワード
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- 佐野川往還
- 陣馬街道
- 藤野町
- 古道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000310949