レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年6月11日
- 登録日時
- 2011/09/22 15:05
- 更新日時
- 2012/02/15 13:49
- 管理番号
- 中央-1-00253
- 質問
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未解決
イチョウ、カヤ、ドウダンツツジ、アラガシなどの樹齢を、木を切らずに調べる方法が知りたい。
- 回答
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あまり参考になるような資料が見つからなかったが、記載があった以下の4点の資料を紹介した。
・『NHKクイズ日本人の質問 1』 NHK「クイズ日本人の質問」グループ編 小学館 2001.4
p75~76 「成長錘」という細い円筒状のドリルで年輪の標本を抜き取り、年輪を数える方法について記載がある。
・『樹皮ハンディ図鑑』 梅本浩史著 永岡書店 2010.3
p4 クスノキを例に、樹皮から見た推定樹齢の写真(1~3年、4~5年、8年、25年、100年、300年、1000年、2000年)あり。
p90 イチョウの若木・成木・老木の樹皮写真あり。
p263 カヤの若木・成木・老木の樹皮写真あり。
p55 アラカシの若木・成木・老木の樹皮写真あり。
なお、p3に若木、成木、老木の定義はあるが、樹齢何年ごろという記載はない。
p181 ドウダンツツジ 若い樹皮の説明と、成長後は小片がはがれまだら模様になるという説明のみあり。
・『森林の100不思議 続』 日本林業技術協会編 東京書籍 1992.2
p56~57 木の年齢
成長錘で調べる方法、X線CTを応用した方法、放射性炭素を使った推定方法など、測定法をいくつか紹介しているが、詳しい記載はなし。
・『巨樹と樹齢』 渡辺新一郎著 新風舎 1996.12
p273~ 枝節の段数で樹齢を判別する方法について、「カヤ、(略)のように、年一段ずつ枝を出すものや(略)枝やその痕跡を数えることによって樹齢を知ることができる。しかし年齢が進むと枝が枯れて脱落し、その痕跡もしだいに不明確になり(略)比較的若い樹木にしか適用できない」との記載がある。
p276 立ち木の生長量による樹齢測定法について 「樹齢を知りたい樹の幹囲を正確に測っておけば、毎年測る度に幹囲の伸びがわかり、年齢が分かる。(略)立ち木の表皮生長量を、幹囲の平均年生長量に換算し、その数値で幹囲を割って樹齢を推定することができる」とあり。それによって樹齢推定の目安を得ることができるという。
実際の測り方はp276~ 「(2)立ち木の幹囲の測り方」にあり。
p254 「現在の幹囲伸び率集計表」にイチョウとカヤの胸高幹囲、伸びた幹囲、経過年数、幹囲1年平均伸び率のデータあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 林業 (650)
- 参考資料
- キーワード
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- 樹齢
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000091413