レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20021212
- 登録日時
- 2005/02/02 02:11
- 更新日時
- 2005/11/18 15:10
- 管理番号
- C2002F2340
- 質問
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解決
(1)昭和14年の交通事故死亡者数(日本)と(2)昭和20~27年の各年の日本全体の死亡者数。
- 回答
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昭和14年の交通事故死亡者数については、
『内務省 警察統計報告 第16巻』(日本図書センター 1994 <当館請求記号 AZ-351-E93>『第16回警察統計報告』の復刻版)
の105ページに掲載された、「第三五 交通事故 被害者総数」という表の、死亡者の総計の欄を見ると分かります。それによると、3,265人が昭和14年に何らかの交通事故により死亡したようです。
昭和20年から27年の年ごとの日本全体の死亡者数は
『日本長期統計総覧 第1巻』(日本統計協会 1987 <当館請求記号 DT31-E1>)
の48、49ページに掲載された、「2-1 男女別人口、人口増減及び人口密度(明治5年~昭和60年)」という表の「死亡数」という項目を見ると分かります。ただし、同じく202、203ページに掲載された「2-25-a 人口動態総括表―実数(明治5年~昭和59年)」という表では、「死亡数」中の数字が前出の表とは多少異なっており、またご指摘にもあったように、昭和19年から21年については空白になっています。この2種類の表の数字の出所は、ともに厚生省の「人口動態統計」となっており、両者の差異の理由は不明です(ちなみに、『平成12年 人口動態統計 上巻』(厚生労働省大臣官房統計情報部 2002 <当館請求記号 Z41-538>)の74ページから75ページに掲載された「表3.2 年次別にみた人口動態総覧」という表中の「死亡数」は、「2-25-a」と同一になっています。また、同部発行の『人口動態統計100年の歩み』(2000 <当館請求記号 DT11-G37>)の15ページには、次のような記述があります。「一方、戦災や内閣統計局の火災などによって資料が喪失し、我が国の人口動態統計は、昭和19、20、21年の3か年間は不完全なものとなり……」)。以下に、両表中の「死亡数」を記しておきます(単位は、「2-1」が“千人”、「2-25-a」が“人”です)。
「2-1」 「2-25-a」
昭和20年 2,147 空白
昭和21年 1,369 空白
昭和22年 1,164 1,138,238
昭和23年 982 950,610
昭和24年 938 945,444
昭和25年 915 904,876
昭和26年 873 838,998
昭和27年 787 765,068
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『同盟時事年鑑 昭和17年版』『朝日年鑑 昭和17年版』『読売年鑑 1955年版』『図説社会科科学年鑑』以上4冊に照会事項の(1)については、昭和11-13、15年の交通事故件数、死亡者数はありましたが、昭和14年が見つかりません。(2)については、昭和19-22年頃の人口統計がきちんとなされていないようで、死者不明とありました。
- NDC
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- 交通政策.行政.経営 (681 9版)
- 参考資料
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- 内務省 警察統計報告 第16巻 日本図書センター 1994 <AZ-351-E93>
- 日本長期統計総覧 第1巻 日本統計協会 1987 <DT31-E1>
- 平成12年 人口動態統計 上巻 厚生労働省大臣官房統計情報部 2002 <Z41-538>
- キーワード
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- 交通事故
- 死亡原因-統計
- 日本-人口-統計
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014037