レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年12月11日
- 登録日時
- 2013/01/25 15:21
- 更新日時
- 2013/03/21 16:33
- 管理番号
- 埼熊-2012-239
- 質問
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解決
楷(カイ)の木の載っている植物図鑑を見たい。
- 回答
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楷の木の掲載のあった、以下の植物図鑑を紹介した。
『原色樹木大図鑑』(林弥栄[ほか]監修 北隆館 1985)
p418〈トネリバハゼノキ(ランシンボク、カイノキ)〉の項あり。
「【用途】中国ではかつて進士に及第した者に授ける笏を作った樹として有名。杖や碁盤を作る用材に使われる。」とあり。カラー図版あり。
『世界有用植物事典』(堀田満〔ほか〕編集 平凡社 1989)
p820〈Pistacia L. カイノキ属〉の項あり。
「トネリバハゼノキ,オウレンボク(黄蓮木)P.chinensis Bunge(中国と台湾、孔子廟に植栽がみられる)の葉芽を黄鉢芽と称し、中医方で解熱、解毒、漆かぶれに用いる」と記述あり。
『和漢古典植物考』(寺山宏 八坂書房 2003)
p108〈槐樹(えんじゅ)〉の項あり。
「漢名-槐樹(かいじゅ) 和別名-楷樹(かいじゅ、かいのき)」「槐樹と音が同じようなものに楷樹があるが、これはウルシ科ランシンボク属の落葉高木をさす(学名、Pistacia sinensis・らんしんぼく、おうれんぼく)。楷樹の楷は楷書の楷に通じるものであり、又、曲阜(中国・山東省)の孔子廟には、子貢が手植したと伝えられる楷樹がある。このため、日本でも各地の孔子廟の境内には必ずといってよい程楷樹が植えられており、秋の紅葉が美しい。」とあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林立地.造林 (653 9版)
- 参考資料
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- 『原色樹木大図鑑』(林弥栄[ほか]監修 北隆館 1985)
- 『世界有用植物事典』(堀田満〔ほか〕編集 平凡社 1989)
- 『和漢古典植物考』(寺山宏 八坂書房 2003)
- キーワード
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- 樹木
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000127414