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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000204146
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2016-088
事例作成日
(Creation date)
2016年06月10日登録日時
(Registration date)
2016年12月21日 16時56分更新日時
(Last update)
2017年03月15日 13時23分
質問
(Question)
八潮市産の枝豆は江戸時代、高級料亭におろされていたというが、裏づけられる資料がみたい。
回答
(Answer)
質問内容を直接裏付ける資料は確認できなかった。「枝豆」ではなく「大豆」だが、参考に以下の資料を紹介した。

『武蔵国郡村誌 第11巻』(埼玉県編 埼玉県立図書館 1954)
 p1-56 各村の「物産」の項目に農作物の石高や輸出先あり。輸送先として草加宿や東京千住が多数挙げられている。「大豆」の記述はあるが、枝豆についての記述なし。
『八潮市史研究 第7号』(八潮市史編さん委員会編 八潮市史編さん室 1989)
 p154- 埼玉郡八條領後谷村名主藤波祐資によって著された『行諚記』に大豆の生産について記述あり。ただし、出荷・流通に関する記述はなし。
回答プロセス
(Answering process)
1 《国会図書館レファレンス協同データベース》( https://crd.ndl.go.jp/reference/  国会図書館)を〈枝豆〉で検索する
「江戸時代の枝豆は枝付きか。(東京都江戸東京博物館図書室)」( https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000136187  国会図書館)
 参考資料のうち所蔵資料を確認する。
 『江戸川柳飲食事典』(渡辺信一郎著 東京堂出版 1996)
  p197「枝豆」 八潮の記述なし、料亭の記述なし。

2 《Google》( http://www.google.co.jp/  Google)を〈大豆 & 八潮〉で検索する
《れきナビ やしお歴史事典》( http://yashio-rekinavi.com/reki-navi/index.php/  八潮市立資料館)
 「農作物」のページに、「『武蔵国郡村誌』にみる明治8年(1875年)頃の八潮市域20か村物産一覧表」あり。
《農商工連携イベント 第7回やしお枝豆まつり 開催》( http://www.yashio.or.jp/#edamamematuri  八潮市商工会)
 チラシあり。主催が「八潮市商工会」。
《Google ブックス》( https://books.google.co.jp/  Google)を〈八潮 & 枝豆〉を検索する

3 大豆の生産について調べる
『八潮市史研究 第7号』(前掲)
 p154-202 藤波彰著「文政四年『行諚記』について」に『行諚記』は埼玉郡八條領後谷村名主藤波祐資によって文政4年(1821)に著された、年間の農作業や年中行事などにともなう家の仕事を記したものと記述あり。p174に「大豆」の項目あり。
『八潮市史研究 第11号』(八潮市立資料館協議会編 八潮市立資料館 1992)
 p107 「表2 『行諚記』に記載されている作物名」に大豆あり。

4 千住宿について調べる
《ウィキペディア》( https://ja.wikipedia.org/wiki/  ウィキメディア財団)「千住宿」に千住宿は岡場所としても発展したこと、千住青物市場があったことについて記述あり。
 参考文献は佐々木博著「江北地区の農業の変質 ―近郊農業から市街地農業へ―」(「立正大学人文科学研究所年報 7」立正大学人文科学研究所 1969)。
 《CiNii Articles》( http://ci.nii.ac.jp/naid/110000219456  国立情報学研究所)で閲覧可能である。
 北区、荒川区、足立区での考察であるが、江戸時代に栽培されていた野菜類の箇所に「その他きうり、しろうり、枝豆などが栽培され、出荷されたと思われるが明確な記録はない。」とあり

5 自館所蔵資料を調査する
『埼玉の園芸』(埼玉県特産課編 埼玉県 1958)
 p34-35「えだまめ」の項あり。「歴史・沿革」に「本県における枝豆栽培の発祥は明らかでないが、明治時代の中葉すでに北足立郡谷塚村付近(現草加町)で作付が認められた。枝豆の先進地である東京都足立区に隣接するこの地帯に、本県最初の栽培が起こったものであろう。(後略)」とあり。
『江戸の野菜』(野村圭佑著 荒川クリーンエイド・フォーラム 2005)
 p61「大地と低地の野菜の分布」(『武江産物志』などによる)の図に、【低地】荒川区にエダマメの記載あり。
 p79「江戸時代の『武江産物志』ではダイズとして一括され、「三河島」の名はないが」とあり。
『江戸後期諸国産物帳集成 第4巻 羽前・羽後・武蔵・上総・下総・伊豆諸島 諸国産物帳集成 第2期』(安田健編 科学書院 1999)
 「武江産物志」の収録あり。八潮の文字なし。
『日本産物志』(伊藤圭介著 青史社 1978)
 前編武蔵上に「アヲマメ(緑大豆)」の項あり。生産地は「秩父」とあり。八潮の記述なし。
『農務顛末 農林省蔵版 第6巻』(農林省編 農林省 1957)
 第二十四三田育種場 東京府下 p51 三河島枝豆の記載あり。
『47都道府県・地野菜』(成瀬宇平[ほか]著 丸善 2009)
 p99「JAさいたまグループ推奨の農産物 ⑫えだまめ」の項に「埼玉県で初めて栽培されたのは、明治初めで、東京と隣接している草加市であったといわれている。」とあり。

6 八潮市について調べる
『埼玉県の地名 日本歴史地名大系 第11巻』(平凡社 1993)
 p1214に八潮市の「行政区画変遷・石高一覧」あり。「天保郷帳」にある村名を確認する。
『新編武蔵風土記稿 [第4期]第10巻』(雄山閣 1996)
 p154-167 枝豆に関する記述見あたらず。

調査済み資料
『地域食材大百科 第2巻 野菜』(農山漁村文化協会編 農山漁村文化協会 2010)
『八潮市勢要覧』(企画課編 八潮市 1974)
『八潮市史 史料編 近世 1』(八潮市 1984)
『八潮市史 民俗編』(八潮市 1985)
『八潮市史 通史編 1』(八潮市編さん委員会 1989)
『『日本の食生活全集 11』(農山漁村文化協会 1992)
『千住馬車鉄道』(春日部市教育委員会市史編さん室編 春日部市 1984)
『江戸川柳飲食事典』(渡辺信一郎著 1996)
『埼玉年鑑 1996年版』(埼玉新聞社 1995)
『日本の地誌 5 首都圏』(山本正三〔ほか〕編 朝倉書店 2009)
『日本の風土と食』(田村真八郎[ほか]編 ドメス出版 1984)
『「まつり」の食文化』(神崎宣武著 角川学芸出版 2005)
『豆』(前田和美著 法政大学出版局 2015)
『江戸の自然誌 『武江産物志』を読む』(野村圭佑著 どうぶつ社 2002)
『農業全書』(宮崎安貞編録 貝原楽軒刪補 岩波書店 1988)
『野菜園芸大百科 8』(農文協編 農山漁村文化協会 2004)
『豆類の栽培と利用』(国分牧衛編 朝倉書店 2011)
『やしお 10年のあゆみ』(八潮町総務課編 八潮町総務課 1966)
埼玉関係雑誌記事索引データベース(埼玉県立図書館)
埼玉新聞記事見出しデータ検索システム(埼玉県立図書館)
《埼玉県立文書館収蔵資料検索システム 横断検索》( http://www.monjo.spec.ed.jp/?page_id=52  埼玉県立文書館)

ウェブサイト・データベースの最終アクセスは2016年6月10日。
事前調査事項
(Preliminary research)
八潮市の商工会に聞き、資料があるが調べてもらったが見つからなかった。
NDC
貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション  (090 9版)
食用作物  (616 9版)
蔬菜園芸  (626 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
枝豆
八潮市-歴史-江戸時代
作物‐埼玉県
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
団体
登録番号
(Registration number)
1000204146解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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