レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年08月12日
- 登録日時
- 2015/06/11 15:41
- 更新日時
- 2015/06/11 15:45
- 管理番号
- 福井県図20140812-2
- 質問
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解決
野菜の育て方で、「鉢より畑(地植え)の方がよく育ちよく収穫できる」ことの実際のデータや理由が載っているものを探している。欲しいのはトマトに関するものだが、なければ野菜一般の情報でもよい。
- 回答
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地植えと鉢植えの収量等の違いを論じた資料は、発見できず。
ただ、下記トマト関連資料によると、「トマトの根は、深さ1m、幅2~3m程度に伸長する」「とくに活力の大きな根は地下50cm以内に限られる」などと書かれていることから、深さが限定されているコンテナなどの鉢植えよりも深く広く根を張れる地植えの方が、トマトの生育・収穫面でよい結果が得られるのではないかと推測。
『野菜園芸大百科 2(トマト)』農文協/編 農山漁村文化協会 2004年刊・・・p11に”トマトの根は(中略)深さはだいたい1m以内に止まり、幅は2.5~3m以内にひろがる。とくに活力の大きな根は地下50cm以内に限られるようである”とあり。
『こだわりの家庭菜園』日本放送出版協会 2001年刊・・・p96「トマト」の項に、”トマトの根は深さ1m、幅2~3m程度に伸長するので、深く耕すことと水はけをよくすること”とあり。
『トマト生理と栽培技術』青木宏史/著 誠文堂新光社 1998年刊・・・p15に”トマトは発根力が強いため根群が深く幅広い”とあり。
『プランター園芸』池田書店 1997年刊・・・p138「トマト」の項に、”プランターなら深さ20cm以上”とあり。
- 回答プロセス
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(1)各種データベースを確認
・ILIS → 該当なし
・国立国会図書館サーチ → 該当なし
・レファレンス協同データベース → 該当なし
・CiNii → 該当なし
・ルーラル電子図書館 → 該当なし
・MagazinePlus → 土耕と水耕(養液)の比較論文が1件ヒットするが、地植えと鉢植えの比較論文はなし。
松田眞一郎「水稲育苗箱を利用した簡易養液栽培装置の開発と3種果菜類における土耕との生育および収量の比較」『滋賀県農業技術振興センター研究報告』第49号(2010年3月) *「3種」とはキュウリ、トマト、メロンのこと。本資料は当館未所蔵。
(2)園芸関連資料をブラウジング → 鉢植えと地植えの収量等の比較を論じたものは見つからず。トマトの生長に関する記載があるものは多数あり(回答欄に記載)。
- 事前調査事項
- NDC
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- 蔬菜園芸 (626 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000175755