レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年10月17日
- 登録日時
- 2011/11/15 14:36
- 更新日時
- 2012/03/14 11:29
- 管理番号
- 島根参2010-10-005
- 質問
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解決
木炭統制が昭和25年に解除されているが、戦後それまでの間(昭和20~24年)はどうなっていたのか知りたい。また、炭やきの手順も知りたい。
- 回答
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当館所蔵資料より調査した結果、記述のあった次の資料を紹介。木炭統制の当時の解説が多くあったことから【資料1】、炭やきについては【資料4・5】を貸出。
(昭和20~24年の木炭統制について)
資料1:第Ⅶ章に収録されている 手束平三郎/著「特用林産・薪炭行政-その2 薪炭行政」の中、p577~582「薪炭統制期 昭和20~25(1945~1950)年」の項があり、その後の「生産奨励期 昭和26~48(1951~1973)年」と分けて解説がある。
資料2:第五章「薪炭の統制と流通構造の変貌」があるが、戦時中の記述が多い。
(炭やきの手順について)
資料4:縦型ドラム缶窯などの窯のつくり方、炭のやき方を解説。
資料5:第五章「炭窯を作る」、第六章「炭焼きまで」、第七章「炭焼き」等の章がある。
<2012/3/10追記>
(昭和20~24年の木炭統制について)
資料3:当時の解説と、薪炭統制の概要が年次順に記述してある。
(炭やきの手順について)
資料6:オイル缶窯での炭の焼き方などを解説。
- 回答プロセス
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(1)木炭史のような資料に記述があるのではと、『日本木炭史 経済編』(全国燃料会館,1960)にあたるが、資料は多いが解説がほとんどない。
(2)視点を変えて、林業史、林政史に関連する資料に直接あたる。
(3)658.2(木炭、炭焼き)の書架に直接あたり、内容を調査。
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林史.林業史.事情 (652 8版)
- 林業経済.行政.経営 (651 8版)
- 林産製造 (658 8版)
- 参考資料
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【資料1】 『戦後林政史』 大日本山林会,2000.11
(p577~591「特用林産・薪炭行政―その2 薪炭行政」 書庫651.2/セ00/
) -
【資料2】 『日本林業発達史 農業恐慌・戦時統制期の過程』 大日本山林会『日本林業発達史』編纂委員会/編纂,
大日本山林会,1983 (書庫652.1/ニ83/ ) - 【資料3】 『農林行政史 第8巻』 農林省大臣官房総務課/編,農林省大臣官房総務課,1972 (p458~471「薪炭統制の推移」 書庫611/386/8)
- 【資料4】 『炭やき教本 簡単窯から本格窯まで』 杉浦 銀治/監修 広若 剛/監修,創森社,1998.12 (658.2/オ98/)
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【資料5】 『炭焼技法随聞記 改訂版』 伊藤 孝博/著, 連合出版,1994.9
(書庫658.2/イ94/
) - 【資料6】 『すぐにできるオイル缶炭やき術』 溝口 秀士/著,創森社,2001.12 (658.2/ミ01/ )
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【資料1】 『戦後林政史』 大日本山林会,2000.11
(p577~591「特用林産・薪炭行政―その2 薪炭行政」 書庫651.2/セ00/
- キーワード
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- 木炭統制
- 薪炭統制
- 薪炭行政
- 炭焼き(炭やき)
- 林業
- 林政
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000096540