レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年12月04日
- 登録日時
- 2016/12/23 10:51
- 更新日時
- 2016/12/24 15:48
- 管理番号
- 443
- 質問
-
解決
ドイツのお菓子シュトーレンについて
A語源
Bクリスマスとの関連について知りたい。
- 回答
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A語源について
資料①より
原義は「柱」「棒」の意。
資料②より
シュトレンという名は1329年に初めて文献に登場。古くはシュトリーツェルと呼ばれていた。
シュトリーツェルがなぜシュトレンと呼ばれるようになり、シュトレンとはどういう意味なのかは記載なし。
Bクリスマスとの関連
資料①より
イーストを使って焼いたドイツのクリスマスケーキ
1.幼児イエスキリストの象徴
2.幼児時代のキリストのゆりかごをかたどったもの
3.神父が首にかける「けさ(シュトーラまたはストーラ独Stola)をかたどったもの
等諸説あり。
資料②より
1.もともとザクセン地方のお菓子で、それ以北、以東では戦前からクリスマス菓子の定番となっていた。
2.バイエルン地方に「ヴァイナハト・シュトリーツェル(クリスマスのシュトリーツェル)」とよばれる細長いパンがあり、パンの形は幼児キリストを意味。
3.ドレスデンのシュトリーツェルの形はゆりかごを意味している。
- 回答プロセス
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まず、菓子に関する辞典類を確認した。
①『百菓辞典』(兵庫県立図書館請求記号588.3/104)
p127~128
クリスマスの菓子なので、クリスマスの文化についての資料も調査した。
②『クリスマスの文化史』(386/29)
p180~182
その他調査済資料
『洋菓子 完全イラスト フランス菓子ドイツ菓子ウィーン菓子』(596.6/63)大阪あべの辻製菓専門学校 編 2003
『ドイツ菓子入門』(596.6/19)江崎修 編 長森昭雄 編 1987
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品工業 (588)
- 食品.料理 (596)
- 年中行事.祭礼 (386)
- 参考資料
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①山本候充 編 , 山本, 候充, 1946-. 百菓辞典 : 洋菓子・和菓子・デザート. 東京堂出版, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002630450-00 , ISBN 4490104650 -
②若林ひとみ 著 , 若林, ひとみ, 1953-2005. クリスマスの文化史. 白水社, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007572237-00 , ISBN 4560040753
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①山本候充 編 , 山本, 候充, 1946-. 百菓辞典 : 洋菓子・和菓子・デザート. 東京堂出版, 1997.
- キーワード
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- シュトーレン
- ドイツ
- 菓子
- クリスマス
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000204657