レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年7月3日
- 登録日時
- 2020/03/18 16:25
- 更新日時
- 2020/07/15 14:40
- 管理番号
- 埼久-2019-125
- 質問
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解決
「安斎育郎のやさしい放射能教室」(安斎育郎著 合同出版 2011)p66に、広島原爆と長崎原爆について、使用されたウラン60キログラム(広島)、プルトニウム8キログラム(長崎)のうち核分裂したのはそれぞれ、0.7キログラム、1~1.1キログラムだったとあるが、分裂しなかったものはどうなったのか知りたい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『世界の放射線被曝地調査 日本人が知らされなかった真実 高田純の放射線防護学入門シリーズ』(高田純著 医療科学社 2016)
p14-22 第1章 核爆発とその影響
p14-16 「核爆発の物理現象」に核分裂連鎖反応により発生した放射性物質と未核分裂の原子物質についての記述あり。
p22 「広島大原医研の黒い雨調査」に核分裂しなかった濃縮ウラン235についての記述あり。
p21 「黒い雨」に「図Ⅰ 1.5 黒い雨地図」あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈原爆〉で検索する。
2 NDC分類〈539〉の棚を確認する。
3 《広島平和記念資料館平和データベース》(http://www.pcf.city.hiroshima.jp/database/ 広島平和記念資料館)を〈本・単行本:核分裂〉〈本・単行本:原子爆弾 & 核分裂〉で検索する。
〈その他確認済み資料〉
『原子爆弾1938-1950年 いかに物理学者たちは、世界を残虐と恐怖へ導いていったか?』(ジム・バゴット著 青柳伸子訳 作品社 2015)
『原爆はこうしてつくられた』(レスリー・R.グローブス著 富永謙吾共訳 恒文社 1982)
『核の時代70年』(川名英之著 緑風出版 2015)
『ヒロシマの空に開いた落下傘70年目の真実』(河内朗著 言視舎 2015)
『平和、戦争と平和 先端核科学者の回顧録』(Robert Serber著 Robert P.Crease編 丸善プラネット 2016)
『核兵器のしくみ 講談社現代新書 1700』(山田克哉著 講談社 2004)
『原爆投下のシナリオ Why Japan?』(A.マキジャニ[ほか]共著 教育社 1985)
『あの日、広島と長崎で 写真物語』(平和博物館を創る会編 平和のアトリエ 1994)
『広島・長崎 原子爆弾の記録』(子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会編 子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会 1978)
『語り伝える空襲 ビジュアルブック 第5巻 人類初の核攻撃』(安斎育郎文監修 新日本出版社 2008)
『原爆はこうして開発された』(山崎正勝[ほか]編著 青木書店 1997)
『核兵器事典』(小都元著 新紀元社 2005)
『石の記憶 ヒロシマ・ナガサキ』(田賀井篤平著 智書房 2007)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年07年03日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 原子力工学 (539 9版)
- 中国地方 (217 9版)
- 参考資料
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- 『世界の放射線被曝地調査 日本人が知らされなかった真実 高田純の放射線防護学入門シリーズ』(高田純著 医療科学社 2016), , ISBN 978-4-86003-475-7
- キーワード
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- 原子力
- 原子爆弾
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000276003