レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/06/09
- 登録日時
- 2009/09/09 02:12
- 更新日時
- 2009/09/17 09:11
- 管理番号
- 埼久-2009-029
- 質問
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未解決
「真田紐(真田織)」の織り方を知りたい。織り方の解説等が載っている本があれば良いが、なければ真田紐について詳しく載っている本を読みたい。
- 回答
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真田紐について織り方の解説、また詳述された資料は見つからなかった。以下、雑誌の特集号と、記述のあった資料を紹介する。
雑誌記事
『なごみ:茶のあるくらし 2003年8月号』
「特集 茶の湯に生きる伝統の紐 知りたい 組紐・真田紐」があり、p41-45に和田伊三男「古くて新しい「真田紐」」の記事があり。
『季刊銀花 2005年春』
「特集 湖山の國「近江」手仕事と暮らしを巡る旅路」があり、p68に「東近江市 真田紐」の記事があり。当市在住の西村さん夫婦が国内で唯一の手織り職人という内容。
図書資料
『ひも』(道明新兵衛 学生社 1963)
p132-133に「真田ひも」の項が写真入りであり。真田紐の典拠資料として「腐■(糸ヘンに覧の字)集」の記述を引用しているが、著者は「上代の「綺」(かんはた、または、かんばた)の流れをくむものと考える」と説いている。
『江戸時代の職人尽彫物絵の研究 長崎市松ノ森神社所蔵』(小山田了三 東京電機大学出版局 1996)
p64-67に「彫刻師・真田紐製造の図」がカラー図版入りで掲載されている。真田紐の解説が18行あり。
『最新きもの用語辞典』(文化出版局 1983)
「さなだ〔真田〕」の項に、真田紐の解説が簡単にあり。それによれば「真田幸村の発明という伝説があるが、中国では漢の時代からみられ、その技術が渡来したと考えられる。」とあり。
- 回答プロセス
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NDC分類〈753〉〈594〉の資料を中心に調べたが、織り方の解説等が載っている資料は見あたらなかった。
その他の調査済み資料
『日本組紐古技法の研究』(木下雅子 京都書院 1994)
真田紐の項目はないが、広く内外の組紐技法について詳しい解説があり。
『くみひもの研究』(山木薫 総合科学出版 1978)
p33「第1章 組ひも概説 真田(さなだ)」の項があるが、「婦人用の帽子の帽体に用いられている」とあり、関連記述ではない。
『組紐 日本の美を組む伝統工芸 日本の染織 別巻1』(泰流社 1978)
『伝統の組紐 道明の高台・綾竹台 付・羽織紐・段染め 手工芸入門』(山岡一晴 主婦の友社 1976)
『美しい組紐 伝統的な日本の手芸 上・下』(長沼静 泰流社 1977)
『伝統工芸くみひも』(所鳳弘 中日新聞社 1978)
『伝統の組みひも 伝統美術手工芸シリーズ19』(原野光子 マコー社 1976)
『組紐を設計する 設計の基本から中世組紐の解明まで』(藤田昌三郎 美術出版社 1981)
『くみひも』(宇都宮千枝 泰流社 1975)
『組みひも』(岡村加代 主婦と生活社 1976)
- 事前調査事項
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質問館の調査済み資料:「新しい手織り」(婦人之友社)「織を学ぶ」(角川書店)「染と織のある暮らし」(平凡社)「紐を織る」(美術出版社)「織りの事典」(朝日新聞社)「日本の染織」(中央公論社)「染織事典」(泰流社)「染める 紡ぐ 織る」(文化出版局)「ハンドウィービング 手織りの実習」(文化出版局)「日本染織辞典」(東京堂出版)
- NDC
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- 手芸 (594 9版)
- 染織工芸 (753 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- ひも-組みひも
- 真田紐
- 伝統工芸-日本
- 染織工芸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000057763