レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年12月19日
- 登録日時
- 2015/04/16 13:56
- 更新日時
- 2015/06/30 16:50
- 管理番号
- 埼久-2015-022
- 質問
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解決
戦艦大和のタービンエンジンに関する技術資料が見たい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
詳細な記述のある資料
『巨大戦艦「大和」全軌跡』(原勝洋著 学研パブリッシング 2011)
p104-106 機関型式の変更の経緯に関する記述あり。
p137-153「【第四章】機関こそ軍艦の心臓」の章内に、タービンに関する記述多数あり。
『戦艦大和図面集』(ヤヌス・シコルスキー著 原勝洋訳 光人社 1998)
p5-6、13 第1、2、3、9表にタービンに関する記述あり。
p40-41に船倉の配置図あり。A4/8船倉の12に機械室-タービンとあり。
『昭和造船史 1』(日本造船学会編 原書房 1981)
p672-673「第8図戦艦大和主機構造」あり。『戦艦武蔵建造記録』の「図4大和型戦艦に装備の艦本式タービン」と同じ
『戦艦武蔵建造記録』(アテネ書房 1994)
p16-32「第3節 超々弩級戦艦の基本計画」の節に、大和のタービンへの解説もあり。
p29「図6大和型戦艦中央切断構造図」あり
p92「図4大和型戦艦に装備の艦本式タービン」あり(出典:日本造船学会編「昭和造船史」)
松本喜太郎著「戦艦大和(1)」(『自然 5(1)』p30-42 中央公論社 1950)
p32「第1表 大和型戦艦計画経過要領」の「軸馬力」に「タービン」の項目あり。
p34-35に主機械の変更経緯について記述あり。第3表にタービンのみとタービンとディーゼルの併用にした場合の軸馬力などに関する値あり。
簡単な記述のある資料
『戦艦大和設計と建造』(松本喜太郎著 アテネ書房 2000)
p17-19、25 タービンに関する記述あり。
『日本の戦艦 下』(泉江三著 グランプリ出版 2001)
p66「(4)蒸気タービン導入までの日本海軍の動向」の章に「⑪戦艦「大和」「武蔵」」の項あり
『福井静夫著作集 軍艦七十五年回想記 12 日本軍艦建造史』(福井静夫著 光人社 2003)
p199 ディーゼルからタービン使用となった経緯の簡単な説明あり。
『福井静夫著作集 軍艦七十五年回想記 2 日本戦艦物語2』(福井静夫著 光人社 1992 国会図蔵)
p210 「本艦の設計上の特徴、または配置や、性能上の特徴については、別稿(「丸」昭和三十八年五月号「巨艦大和の艦型はこうして決定した!」)に設計者たる松本喜太郎氏(筆者の恩師にして直属上官)が述べられると思う。」との記述あり。
p290、375 「大和型一般配置図」などタービンに関する記述あり。
『戦艦大和 講談社選書メチエ』(平間洋一編 講談社 2003)
p39-41〈タービンかディーゼルか〉の項に、タービンのみ使用の原案からタービンのみの最終案への以降の経緯、配置図あり。
『大和型戦艦 <歴史群像>太平洋戦史シリーズ 11』(学習研究社 1996)
p66-68 タービンの設計変更について記述あり。
『初心者のための蒸気タービン』(山岡勝已著 鳥影社 2001)
p15、17 大和等大型艦船の主機関はどれも蒸気タービンであるなどとあり。
- 回答プロセス
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複数の資料に、戦艦大和の技術資料はほとんど処分されているとの記述が見られたので、参考に紹介した。
『戦艦大和建造秘録 資料・写真集』(原勝洋編著 ベストセラーズ 1999)
『世界制覇 上』(前間孝則著 講談社 2000)
松本喜太郎著「戦艦大和(8)」(『自然 5(9)』p66-79 中央公論社 1950)
インターネット情報
《大和ミュージアム資料データベース》(http://www.yamato-museum.com/ 呉市海事歴史科学館 2014/12/26最終確認)
質問を受け付けているかは不明だが、メールフォームあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各種の船舶.艦艇 (556 9版)
- 熱機関.熱工学 (533 9版)
- 参考資料
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- 『巨大戦艦「大和」全軌跡』(原勝洋著 学研パブリッシング 2011) , ISBN 978-4-05-405052-5
- 『昭和造船史 1』(日本造船学会編 原書房 1981) , ISBN 4-562-00302-2
- 『戦艦武蔵建造記録』(アテネ書房 1994) , ISBN 4-87152-191-5
- 「自然 5(1)」(中央公論社 1950)
- キーワード
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- 大和 (戦艦)
- タービン
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000171083