レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/05/09
- 登録日時
- 2014/02/25 16:03
- 更新日時
- 2014/06/03 13:29
- 管理番号
- 埼浦-2013-083
- 質問
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解決
上尾市内の屋根の上に鍾馗(しょうき)様を置いていたのはどうしてか、わかる資料はないか。
- 回答
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次の資料に「火事除け」「火除け」のためとの記述があった。
『今昔中山道独案内』(今井金吾著 日本交通公社出版事業局 1994)
p49「この上尾の宿では、江戸時代から何度も火災に襲われた。それで、ちょっとした家では屋根の上に、同じ瓦で作った鍾馗様を立たせたものである。(中略)鍾馗様に火事除けを頼むのは珍しい風習である。」
『誰でも歩ける中山道六十九次. 上(日本橋-和田宿編) 』(日殿言成著 文芸社 2006)
p56「上尾宿では昔から「火事」が多く、このように鍾馗様を屋根にのせておくと火事除けになると信じられていたからだという。」
- 回答プロセス
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《Google Books》を〈上尾 & 屋根 & 鍾馗〉で検索する。(http://books.google.co.jp/books?hl=ja Google 2014/06/03最終確認)
上記2点の資料などがあり。実物にあたり記述を確認した。
『上尾の文化財 ガイド&マップ』(上尾市教育委員会 2002)にも説明あり。
p21「一説によると火災除けのためだといわれています。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
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- 『今昔中山道独案内』(今井金吾著 日本交通公社出版事業局 1994)新装版 , ISBN 4-533-02047-X
- 『誰でも歩ける中山道六十九次. 上(日本橋-和田宿編) 』(日殿言成著 文芸社 2006) , ISBN 4-286-01565-3
- 『上尾の文化財 ガイド&マップ』(上尾市教育委員会 2002)
- キーワード
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- 上尾市-屋根
- 中山道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000149784