レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年11月26日
- 登録日時
- 2016/07/15 15:36
- 更新日時
- 2016/09/06 16:20
- 管理番号
- 埼久-2016-039
- 質問
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未解決
江戸時代の江戸城の濠の名前や場所が全てわかる図がみたい。
- 回答
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資料移動のため県立熊谷図書館所蔵の歴史関連資料が調査できず、県立久喜図書館所蔵資料のみを調査した。
下記の江戸城内堀の名称と図が掲載されている資料を紹介した。外堀について書かれている資料は見つからなかった。
『城郭みどころ事典 東国編』(西ケ谷恭弘ほか編 東京堂出版 1986)
p92 「江戸城縄張図」あり。内堀にあたる濠の名前と簡略な図あり。
- 回答プロセス
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NDC分類〈521.82〉(江戸時代の城郭)の棚を調査する。以下質問に関する記述のない資料。
『江戸城外堀物語』(北原糸子 筑摩書房 1999)
『江戸城 築城と造営の全貌』(野中和夫著 同成社 2015)
p23-35 慶長・寛永の修築工事に関する図はあるが、濠の名前なし。
『江戸城 四海をしろしめす天下の府城』(学習研究社 2000)
江戸時代に行われた堀工事の図はあるが、堀の名前なし。
『城郭探検倶楽部 お城の新しい見方・歩き方ガイド』(新人物往来社 2003)
p101 内堀の図はあるが「濠の名前」は記述なし。
『日本城郭史話』(森山英一著 東京 新人物往来社 1999)
p72 内堀・外堀の簡略図あるが「濠の名前」は記述なし。
『日本の城を復元する』(学習研究社 2002)
p35 「寛永ごろの江戸図『武州豊島郡江戸庄図』」あり。外堀は完成しておらず「溜池」が描かれている。
p39 図「江戸城総構の範囲」あり。内堀・外堀の簡略図あるが「濠の名前」は記述なし。
『地図と写真で見る幕末明治の江戸城 現状比較』(平井聖監修 学習研究社 2003)
p58 「江戸の見附」に「濠に存在した『門』『見附』」の図示あり。
『江戸城展』(東京都江戸東京博物館 2007)
p51 「武州豊島郡江戸庄図」あり。外堀は完成しておらず「溜池」が描かれている
p83 「江戸御見附略図(寛永4年)」あり。実測図ではなく絵図である。
『江戸城三十六見附絵図集成』(日本城郭協会編 新人物往来社 1985)
『日本城郭大系 第5巻 埼玉・東京』(新人物往来社 1979)
p240「江戸城の文献史料」に「(前略)江戸城の基本文献は、何といっても『東京市史稿 皇城篇』(後略)」とあり。
《国会図書館デジタルコレクション》
「東京市史稿. 皇城篇 附図第1」(東京市)
14-16コマ 「古政江戸之圖」として図あり。外堀と思われる一部の堀に名前の記載はあるが、一覧などはなし。
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/764122 国会図書館)
《国会図書館レファレンス協同データベース》(https://crd.ndl.go.jp/reference/ 国会図書館)を〈江戸 & 濠 or 堀〉で検索する。
「江戸時代の江戸の町について次のことを知りたい。①江戸にあった堀の名称(以下略)」(https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000113997)から以下の資料を調査する。
『江戸学事典』(西山松之助〔ほか〕編 弘文堂 1984)
p612-626 「江戸の橋一覧」あるが、「外濠」「内濠」の表記で、具体的な濠の名なし。
ウェブサイト・データベースの最終アクセスは2015年11月26日。
- 事前調査事項
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「日本史広辞典」「江戸学辞典」「大江戸万華鏡」「江戸の城と川」
- NDC
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- 建築設備.設備工学 (528 9版)
- 参考資料
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- 『城郭みどころ事典 東国編』(西ケ谷恭弘ほか編 東京堂出版 1986) , ISBN 9784490106329
- キーワード
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- 江戸城
- 城-日本-歴史-江戸時代
- 濠
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000194787