レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2021/01/16 15:46
- 更新日時
- 2021/01/16 16:58
- 管理番号
- 2020-事例16
- 質問
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解決
山形市の霞城公園にある最上義光公騎馬像は、誰が制作し、制作にどのくらいかかったのか知りたい。
- 回答
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山形市銅町出身の工芸家・西村忠氏の制作で、株式会社でん六創業者鈴木伝六氏が1977年に寄贈したものである。この騎馬像は後ろ足だけでバランスを取っているが、2点で立つ騎馬像は世界でも珍しく、制作依頼から10分の1の石膏模型ができるまで1年、実物大の原型の制作と鋳造に1~2年かかり、試行錯誤の末、1977年11月3日に建立した。
- 回答プロセス
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銅像の本を複数確認する中、『ふるさとのこころ』p197に「制作/西村忠県議を3回務めた故鈴木伝六の発起・寄贈」の記載があった。インターネットで検索すると、「山形県産業科学館」ホームページに、デザインは西村忠氏、制作は山形市銅町の西村工場によるものという記載を見つけた。「山形市銅町西村工場」で検索すると、山形商工会議所の商工月報2015年4月号p16に西村工場の紹介があり、騎馬像制作の経緯、苦心した点の記載が見つかった。また、鈴木伝六氏は株式会社でん六の創業者であることが分かったので、宮城県図書館所蔵の『豆を究める-でん六創立50周年記念誌-』を取り寄せ、p88に除幕式の記載があることを確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281 10版)
- 食品工業 (588 10版)
- 参考資料
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- 『ふるさとのこころ』日本報道記者会 1991年
- 『豆を究める-でん六創立50周年記念誌-』でん六50周年記念誌編集室/編株式会社でん六 2003年(宮城県図書館所蔵)
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「産業科学館だより」山形県産業科学館公式ブログ
http://www.y-sunka.org/blog/?p=3230 -
「商工月報2015年4月号」山形商工会議所(PDF)
http://www.yamagata-cci.or.jp/user/geppou/_data/201504/kirari_201504.pdf(2020年3月7日アクセス)
- キーワード
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- 最上義光公騎馬像
- 霞城公園
- 銅像
- 西村忠
- 鈴木伝六
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292564