レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年06月12日
- 登録日時
- 2019/06/12 14:23
- 更新日時
- 2019/06/19 12:58
- 管理番号
- B2019口頭0601
- 質問
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解決
テラヘルツ波という電磁波関係の技術があるらしい。どういうものかわかる簡単な資料を見たい。あまり在館する時間はとれないので、来館後すぐに読むことができる資料を紹介してもらいたい。
- 回答
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テラヘルツ波について書かれた資料を調べるには、以下のような方法があります。【 】内は当館の請求記号です。
国立国会図書館東京本館には、科学技術分野の参考図書を開架している科学技術・経済情報室があります。当室の参考図書でしたら、すぐに手に取ってご覧いただけますので、当室の資料をご紹介します。
まず、国立国会図書館オンライン( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )の詳細検索画面を開き、資料種別の欄で「図書」、所蔵場所の欄で「東京:科学技術・経済情報室」を選択します。キーワードの欄に「テラヘルツ」と入力し、検索すると、資料1や資料2などがヒットします。
資料1
テラヘルツテクノロジーフォーラム 編. テラヘルツ技術総覧. エヌジーティー, 2007.11.【ND591-J20】
近年のテラヘルツ技術を含め、基礎知識、デバイス・要素技術、システム、科学と産業応用、基礎データなどについて網羅的に解説しています。
資料2
黒田和男, 荒木敬介, 大木裕史, 武田光夫, 森伸芳, 谷田貝豊彦 編集. 光学技術の事典. 朝倉書店, 2014.8.【MC2-L3】
最新技術情報としてテラヘルツ波が紹介されています(pp.302-305)。
また、資料2の書誌詳細画面の「所蔵一覧」で所蔵場所が科学技術・経済情報室となっているものには、「MC91」という記号が割り振られています。これは科学技術・経済情報室での棚の位置を表す「ローカル請求記号」です。資料1のように請求記号と同じ分類(ND591)をしている場合は空欄となっています。科学技術・経済情報室にご来室の際は、請求記号とは別に、このローカル請求記号を控えておくと、目的の資料の場所をスムーズに探すことができます。
なお、ND591、MC2、MC91は国立国会図書館分類法( https://www.ndl.go.jp/jp/data/catstandards/classification_subject/ndlc.html )でそれぞれ「電波伝播・アンテナ」、「物理学の辞典・便覧類」、「光学」を表します。
テラヘルツ波についての資料は、科学技術・経済情報室のND591、MC91の棚にあることが分かったので、他にも有用な資料がないか国立国会図書館オンラインで再度検索します。
詳細検索画面を開き、先ほどと同様に資料種別「図書」、所蔵場所「東京:科学技術・経済情報室」を選択します。キーワードの欄に「ND591」や「MC91」を入力して検索すると、資料3や資料4などがヒットします。
資料3
小柳修爾 著. オプトロニクス光技術用語辞典: 先端科学用語から現場用語まで 第3版. オプトロニクス社, 2005.11.【MC2-H10】
11,000語を収録しており、p.229にテラヘルツ波の項目があります。
資料4
末松安晴, 小林功郎 共著. フォトニクス:光エレクトロニクスとその進展. オーム社, 2007.12.【ND416-J9】
光エレクトロニクス分野についての概説書です。第9章「光情報処理・光計測」に、テラヘルツ波について発生のさせ方やその電磁波の利用方法が紹介されています(pp.703-704)。
国立国会図書館提供調べ方案内のページ「リサーチ・ナビ」でも、物理学に関する資料を紹介していますので、あわせてご覧ください。
「物理学について調べる」( https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-502.php )
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 通信工学.電気通信 (547 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- テラヘルツ波
- 科学技術・経済情報室
- ローカル請求記号
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000257332