このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2020-054
事例作成日
(Creation date)
2019年08月23日登録日時
(Registration date)
2020年05月26日 16時58分更新日時
(Last update)
2021年03月26日 15時54分
質問
(Question)
エジプトで「太陽の舟」が出土したそうだが、その素材は杉で、エジプトには生息しない木材だと聞いた。どこの国の木材か現在の国名で知りたい。
回答
(Answer)
下記の資料を提供した。

『世界遺産ガイド 知られざるエジプト編』(古田陽久[ほか]著 世界遺産総合研究所企画・編集 シンクタンクせとうち総合研究機構 2010)
 p100「太陽の船 来世の世界へ太陽神「ラー」と最後の旅をする為に造られたといわれるレバノン杉製の木造船で最古の船。」とあり。
『吉村作治の古代エジプト講義録 上』(吉村作治著 講談社 1994)
 「第九講 太陽の船」p213-223に該当記述あり。
柏木裕之著「古代エジプト、クフ王第二の船の木造技術について」(『建築史学 67巻』p135-136 建築史学会 2018.6)
 該当記述あり。
「(人生の贈りもの)エジプト考古学者・吉村作治:4 ハイテク使い、心躍る調査 」『朝日新聞 2012年05月31日 夕刊 5面』
 「1987年、早稲田隊はギザのクフ王の大ピラミッドの南側の地面の下で、電磁波地中レーダー探査をしました。以前、近くで最古の大型木造船「太陽の船」が発見されていた。エジプトには左右対称を美とする思想があるので、対になるもう1そうが出てくるかもしれないと予想していました。モニター画面に、地中に放たれた電磁波が反射してできる映像が映し出されると、ピット(竪穴)があり、その下に木の堆積(たいせき)物の反応が出たのです。(中略)その後、木片は4500年前のレバノン杉と判明、600片ほど堆積(たいせき)していました。」
回答プロセス
(Answering process)
1 自館目録を〈タイトル:エジプト & 資料区分:一般和書〉で検索する。
『図説世界史を変えた50の船』(イアン・グラハム著 角敦子訳 原書房 2016)
 p8「クフ王の太陽の船 船体構造 レバノン杉の厚板」とあり。

2 参考資料を調査する。
『広辞苑 た-ん 第7版』(新村出編 第7版 岩波書店 2018)
 p3124「レバノン杉」に、「西アジア原産のヒマラヤスギ属の針葉樹。樹形は端正な円錐形。シリア・レバノンなどに森林があったが乱伐された」とあり。

3 自館目録を〈レバノン杉〉で検索する。
『レバノン杉のたどった道 地中海文明からのメッセージ』(金子史朗著 原書房 1990)
 p25「古代国第四王朝スネフェル(紀元前2600年ごろ)の時代の記録がある。その一節に「香柏(レバノン杉)の材木を満載した四十隻の船団の到着」とある。」

4 《聞蔵IIビジュアル》(朝日新聞社)を〈エジプト & 出土 & 船〉〈太陽の船〉で検索する。

5 《J-STAGE》( https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/  科学技術振興機構)を〈太陽の船 & レバノン杉〉〈太陽の船 & 材質〉で検索する。

6 《Google》( http://www.google.co.jp/  Google)を〈レバノン〉〈レバノン杉〉で検索する。
《Wikipedia》「レバノン」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3  ウィキメディア財団)
 「レバノン共和国(レバノンきょうわこく)、通称レバノンは、西アジア・中東に位置する共和制国家。北から東にかけてシリアと、南にイスラエルと隣接し、西は地中海に面している。首都はベイルート。」
《Wikipedia》「レバノンスギ」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AE  ウィキメディア財団)
 「レバノンスギ(レバノン杉、学名:Cedrus libani)は、(中略)レバノン、シリアなどの高地が原産。高さは40 mほど。古代においては中近東一帯に広く自生していたが伐採利用が大規模に進んだ結果、レバノンスギの森は消滅し現在においてはレバノン等のごく一部の地域に小規模に残存するのみとなり、保護扱いされている。良質の木材であり、古代エジプトやメソポタミアのころから建材や船材に利用されていた。」とあり。


ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年8月23日。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
海洋工学.船舶工学  (550 9版)
エジプト  (242 9版)
芸術政策.文化財  (709 9版)
参考資料
(Reference materials)
『世界遺産ガイド 知られざるエジプト編』(古田陽久[ほか]著 世界遺産総合研究所企画・編集 シンクタンクせとうち総合研究機構 2010), ISBN 978-4-86200-152-8
『吉村作治の古代エジプト講義録 上』(吉村作治著 講談社 1994), ISBN 4-06-154216-8
『建築史学 67巻』(建築史学会 2018.6)
『朝日新聞縮刷版 2012年5月号』(朝日新聞社 2012.6)
キーワード
(Keywords)
エジプトー歴史-古代
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000282453解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter
このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!