レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200822
- 登録日時
- 2021/01/14 00:30
- 更新日時
- 2021/03/22 13:52
- 管理番号
- 0401002170
- 質問
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解決
クマネズミの骨格についてわかる本を見たい。
- 回答
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〇クマネズミについて
㋐『ネズミ けものの中の超繁栄者』(北原 正宣/著 自由国民社 1986.10) 38p図より
齧歯目ネズミ科クマネズミ属。このクマネズミ属の下にクマネズミ種やドブネズミ種が位置する。人間の生活圏に生息している3種としてクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミが主にあげられるが、ハツカネズミはネズミ亜科のなかでハツカネズミ属として別種として分類されている。
〇マウス・ラット等の別名に関して
㋑『実験動物学事典』403p及び442pより
・マウスとは…ハツカネズミの飼養変種であるため、分類的にはハツカネズミに属している実験動物。
・ラットとは…主にドブネズミ属のような比較的大型のネズミ。動物実験に用いられる。別名にシロネズミ、ダイコクネズミなどがある。学名“Rattus norvegicus”。
〇骨格がのっていた資料について
㋒『日本動物解剖図説』(広島大学生物学会/編 池田 嘉平/監修 稲葉 明彦/監修 森北出版 1971.9)Plate1~Plate10
頭蓋骨や足の骨格等、部位ごとに掲載されている。骨の部位の名称解説あり。
㋓『動物系統分類学 10(下)』(内田 亨/監修 中山書店 1963)156~164p、158p
シロネズミの全身骨格を横から図にしたものあり。
㋔『獣医学大辞典』(獣医学大辞典編集委員会/編 チクサン出版社 1989)1632p
シロネズミを横からみた骨格図あり。骨の名称等解説あり。
㋕『REAL BONES』(湯沢 英治/写真 東野 晃典/構成・文 早川書房 2013.11)193p
クマネズミの頭蓋の写真あり。
〇他参考文献
㋖『動物解剖図』7~9p
マウスの骨格解説。クマネズミ属ではないが、近縁のため参考に掲載しておく。
- 回答プロセス
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クマネズミの骨格に関して”クマネズミ””骨格”で検索したところ該当資料が見つからなかった。
別名、同種・近縁種に属しているものがないか、資料㋐を確認したところクマネズミの別名として「シロネズミ」「ダイコクネズミ」があり、また近縁種としてはクマネズミ属という属の下にクマネズミ種及びドブネズミ種があることが分かった。
また一般的に「ラット」と呼ばれる実験動物に関しては、このクマネズミ属のネズミを指すことがわかった。
以上のことから、㋒~㋔の資料3冊にクマネズミ属の骨格が記載されていることが確認できた。
また、動物の骨格写真をテーマにしている資料を集め該当の写真がないか通覧したところ、資料㋕にクマネズミの頭蓋の写真があったので併せて紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 一般動物学 (481 10版)
- 哺乳類 (489 10版)
- 獣医学 (649 10版)
- 参考資料
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- ネズミ,北原 正宣/著,自由国民社,1986.10 (0112759006|/489.4/キ/)
- 実験動物学事典,藤原 公策/(他)編,朝倉書店,1989年 (0113612691|R/480.7/シ/)
- 日本動物解剖図説,広島大学生物学会/編,森北出版,1971.9 (0112476734|R/481.1/ヒ/)
- 動物系統分類学 10下,内田 亨/監修,中山書店,1963 (0117465930|/481.8/ド/(24))
- REAL BONES,湯沢 英治/写真,早川書房,2013.11 (0141407593|/481.1/ユ/)
- 獣医学大辞典,獣医学大辞典編集委員会/編,チクサン出版社,1989. (0116134883|R/649/ジ/)
- 動物解剖図,日本動物学会/編,丸善,1990.3 (0114586654|/481.3/ニ/)
- キーワード
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- クマネズミ
- 骨格
- シロネズミ
- ダイコクネズミ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000292334