レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/10/03
- 登録日時
- 2009/05/01 02:12
- 更新日時
- 2009/05/01 13:48
- 管理番号
- D2008F0850
- 質問
-
解決
山本文之進(ヤマモトブンノシン)の生没年月日はじめ略歴を知りたい。又、山本文之進に関することならどんな小さなことでも資料はないか。
- 回答
-
ご照会の山本文之進について、文献1~11に関連の記述がありました。
文献1により、山本文之進は別名を「山本時憲」ということがわかりました。そこで、山本文之進または山本時憲で調査を行ったところ、文献3~10に略歴が掲載されていました。また、文献11にも若干言及があります。
文献2~5には生没年または没年のみの記載がありましたが、文献6・7では生没年不詳とされています。文献8~10には生没年についての言及がありませんでした。
なお、文献3には、「弘化四年二月六日、四十九歳で歿したといへど、この享年は疑わしい」との記述があります。
1.人物レファレンス事典. 古代・中世・近世編 / 日外アソシエーツ編集部. -- 新訂増補. -- 日外アソシエーツ, 1996.9 【GB12-G5】
(せ~わ)p.2532「山本文之進 (別)山本時憲(やまもとじけん) 江戸時代後期の暦学・天文学者」
2. 和算史年表 / 佐藤健一,大竹茂雄,小寺裕,牧野正博. -- 増補版. -- 東洋書店, 2006.9 【MA2-H15】
p.164「山本時憲(やまもとときのり) 寛政11(1799)~弘化4(1847)」
pp142-165「和算家等生没年一覧」
3.日本人名大事典. 第6巻. -- 平凡社, 1979.7 【GB12-37】
p.401「ヤマモトジケン山本時憲 ( ― 一八四七)」
4.日本人名大辞典 / 上田正昭. -- 講談社, 2001.12 【YU7-1737】
p.1997「やまもとじけん 山本時憲(?-1847)」
5.増修日本数学史 / 遠藤利貞. -- 恒星社厚生閣, 1960 【419.1-E71z】
p.521-522「山本時憲」
註の⑤に「弘化四年二月六日没す。年四十九」と記されています。
6.新版世界人名辞典. 日本編 / 佐藤直助,平田耿二. -- 増補版. -- 東京堂出版, 1990.7 【GK2-E3】
p.716「やまもとぶんのしん 山本文之進(生没年不詳)」
7.国書人名辞典. 第4巻 / 市古貞次. -- 岩波書店, 1996.11 【GB12-E55】
p.650「山本時憲 [生没]生没年未詳。江戸時代後期の人(以下略)」
8.林鶴一博士和算研究集録. 下巻 / 林博士遺著刊行会. -- 東京開成館, 昭12 【706-161】
p.121「山本時憲、浅香重昌」
9.鳥取藩史. 第1巻 / 鳥取県. -- 鳥取県立鳥取図書館, 1969 【GC195-1】
pp.603-604「山本文之進」(藩士列伝)
10.近世日本天文学史. 上 / 渡辺敏夫. -- 恒星社厚生閣, 1986.6 【MB27-16】
p.375「9. 山本時憲」
11.明治前日本天文学史 / 日本学士院日本科学史刊行会. -- 新訂版. -- 野間科学医学研究資料館, 1979.10 【MB25-14】
p.411に「実測記によつて中央の江戸天文台において日月食の観測に従事した人々」のなかの1人として「山本文之進時憲」の名が記載されています。
【 】内は当館請求記号です。
■その他の調査済み資料
近世日本数学史 / 佐藤賢一. -- 東京大学出版会, 2005.3. -- (コレクション数学史 ; 5) 【MA25-H46】
明治前日本数学史 / 日本学士院日本科学史刊行会. -- 新訂版. -- 野間科学医学研究資料館, 1979.10 【MA25-76】
学術を中心とした和算史上の人々 / 平山諦. -- 富士短期大学出版部, 1965. -- (東西数学シリーズ ; 9) 【419.1-H538w2】
日本数学史. 上,下 / 加藤平左エ門. -- 槙書店, 1967-1968. -- (数学選書) 【419.1-Ka615n】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
『日本人名大事典』 第6巻 平凡社 p.468、『 岡山県郷土大百科』 小野光右衛門の項目、『人物レファレンス事典-近世』、『金光図書館報十一』
- NDC
-
- 時法.暦学 (449 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 天文学者
- 和算家
- 暦
- 山本文之進
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000054366