レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/01/21
- 登録日時
- 2014/02/06 00:30
- 更新日時
- 2014/02/07 17:56
- 管理番号
- 6000014523
- 質問
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解決
俳句の会でもらった資料に「魚氷に上る」と書いてあるが、この「魚氷」はなんと読み、またどういう意味かわかる本はあるか。
- 回答
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『カラー図説日本大歳時記』『現代こよみ読み解き事典』などによると、「魚氷に上る」は七十二候のひとつで立春の末候。「うおひにのぼる」「うおこおりにのぼる」などと読む。
- 回答プロセス
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386(歳時記)の書架を探す。
『カラー図説日本大歳時記 春』(講談社)p26「魚氷に上る(うおひにのぼる)」の項があり。春になって氷に割れ目が生じ、魚がおどり出て氷に上るということ。中国古代の天文学による七十二候のひとつで立春の第三候、2月10日から19日ごろとあり。
さらに暦(449)の書架を探すと、
『現代こよみ読み解き事典』(柏書房)p43「七十二候の由来」に、「魚氷を上る(うおこおりおのぼる)」の項目があり。正月節立春の末候で春の季語。新暦2月14日から18日ごろとあり。春の兆しを感じて魚が動き出し、水がぬるんで割れた氷の間から飛び出て遊び出すような時節とのこと。
また『ニッポンの二十四節気・七十二候』(誠文堂新光社)p18「魚上氷(うおこおりにのぼる)」にも、氷が解けだし魚が薄氷動く水面に顔を出すとの記載があり。
- 事前調査事項
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『読んで楽しむ当て字・難読語の辞典』(東京堂出版)『難字解読字典』(柏書房)『三省堂難読漢字辞典』(三省堂)を調べたが、載っていなかった。
- NDC
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- 時法.暦学 (449 9版)
- 参考資料
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- 『現代こよみ読み解き事典』 岡田 芳朗/編著 柏書房
- 『ニッポンの二十四節気・七十二候』 環境デザイン研究所/編 誠文堂新光社
- 『カラー図説 日本大歳時記 春』 講談社
- キーワード
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- 七十二候(シチジュウニコウ)
- 二十四節気(ニジュウシセツキ)
- 立春(リッシュン)
- 末候(マッコウ)
- 季語(キゴ)
- 暦(コヨミ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000148912