レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年06月26日
- 登録日時
- 2021/07/26 16:35
- 更新日時
- 2021/08/13 14:00
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2021-002
- 質問
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解決
鶴舞公園の中に、動物園が移転した後も動物が飼われていたように記憶している。その飼育舎の位置がわかる資料はないか。
- 回答
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(1)『鶴舞公園』によると、移転後も残っていたのは猿舎と水禽舎です。平面図を見ると位置も確認できます。
(2)『名古屋市鶴舞公園 52年版』に園内の地図があり、猿舎と水禽舎の位置を確認できます。
(3)『中日新聞 昭和54年4月19日夕刊』の記事などによると、猿舎は昭和54年半ばまで存在していたようです。
- 回答プロセス
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(1)昔の公園案内が手がかりになると思い、『鶴舞公園』(昭和37年刊)を調べたところ、「9其の他施設 A動物園」の項目に、「…従って鶴舞公園内には猿舎1、水禽舎1を残して閉園となり、東山公園に昭和12年3月24日動物園が開園しました」とありました。巻末の平面図で位置も確認できました。
(2)質問された方の記憶を参考に、昭和50年代の公園案内を調べたところ、『名古屋市鶴舞公園 52年版』にて飼育舎の位置が確認できました。
(3)猿舎のあった場所は、現在は「子どもの広場」になっています。『つるまこうえん・百歳・祭!事業報告書』の年表によると、「子どもの広場」ができたのは昭和54年11月3日です。当館で作成している新聞のクリッピングファイル「公園」の該当年を調べると、『中日新聞 昭和54年4月19日夕刊』の記事に、猿は「今月から施行になった『猛獣ペット条例』のあおりで、法に合った管理が難しくなり、東山動植物園に移す」こと、猿舎は「国際児童年にちなんだ『子どもの広場』建設に合わせて取り壊す方針」であることが書かれていました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 造園 (629 9版)
- 動物学 (480 9版)
- 参考資料
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鶴舞公園. 名古屋市鶴舞公園振興協会, 1962.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026092808-00 -
名古屋市鶴舞公園 52年版. [名古屋市土木局鶴舞公園], 1977.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071346638-00 -
鶴舞公園100周年記念事業運営委員会/編集 , 鶴舞公園100周年記念事業運営委員会. つるまこうえん・百歳・祭!事業報告書 : 鶴舞公園100周年記念事業. 名古屋市, 2010.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026143158-00 -
中日新聞社本社/[編] , 中日新聞社. 中日新聞縮刷版 ’79−11. 中日新聞本社, 1979.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026493702-00
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鶴舞公園. 名古屋市鶴舞公園振興協会, 1962.
- キーワード
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- 鶴舞公園
- 動物園
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000302240