レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/10/20
- 登録日時
- 2020/08/04 15:34
- 更新日時
- 2020/08/27 17:38
- 管理番号
- 島根県2020-022
- 質問
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解決
松江城のお堀でエイのような魚が泳いでいるのを見かけたが、堀川にはエイが生息しているのですか。
- 回答
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以下の資料によると、汽水環境である松江堀川には汽水の生き物が多く生息しており、宍道湖・中海で見られる「アカエイ」が確認されています。ごらんになった「エイのような魚」は、おそらく「アカエイ」だと思われます。
【資料1】『しまねの河川と海岸だより 平成28年8月号』(島根県土木部河川課/発行)
「小中学生と松江堀川の生き物調査をしました」
〝・・・参加者からは「初めてみた生き物がたくさんいた」「しじみがいてびっくりした」「ごみがういていた」「外来種のカメが多い」「アカエイがいた」といった意見が出ており、調査のなかで堀川の現状について知ってもらえて良かったです。”
〝生き物調査では、「汽水環境の松江堀川」を象徴するような生き物が多く見つかった。中でも、汽水・海水魚のアカエイやボラと、純淡水魚のフナ類が同じ場所で確認された。参加者の方も、川の生き物と、海の生き物が同時に住むことができる、堀川の魅力を感じたのではないだろうか。・・・”
【資料2】『しまねの河川と海岸だより 平成28年11月号』(島根県土木部河川課/発行)
「平成28年度第3回『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会 研究概要」
〝汽水の恵み、水産資源の宝庫 松江堀川の生き物”
マハゼ・アカエイ・ボラ・フナ・スズキ・テナガエビ・モクズガニ・ウナギ・シジミ・スッポン(※カラー写真掲載)
【資料3】『宍道湖と中海の魚たち』(山陰中央新報社 2007)
p68~69「アカエイ」 分布:南日本、温帯から熱帯の砂泥域に生息 宍道湖・中海・境水道
〝アカエイは本州中部以南、東シナ海などに分布しています。中海では全域で見られ、本庄地区で多く捕獲されるようです。夏になると海水の流入とともに宍道湖にまで入ってくることもあります。”
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 脊椎動物 (487 8版)
- 参考資料
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- 【資料1】河川課企画調査グループ『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会. 小中学生と松江堀川の生き物調査をしました. 島根県土木部河川課, 2016.8. しまねの河川と海岸だより 平成28年8月号 (当館請求記号 SZ51/1 ※貸出禁止資料)
- 【資料2】河川課企画調査グループ『汽水の堀川』魅力アップ協議会事務局. 平成28年度第3回『汽水の堀川』魅力アップ協議会. 島根県土木部河川課, 2016.11. しまねの河川と海岸だより 平成28年11月号 (当館請求記号 SZ51/1 ※貸出禁止資料)
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【資料3】中村幹雄 監修 , 日本シジミ研究所 編 , 中村, 幹雄, 1942- , 日本シジミ研究所. 宍道湖と中海の魚たち. 山陰中央新報社, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008565899-00 , ISBN 4879031267 (当館請求記号 郷貸出487.5/ニ07)
- キーワード
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- 淡水魚
- 海水魚
- 自然環境
- 外来種
- 水質改善
- 自然観察
- 景観
- 水辺
- 島根県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000285496