レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月27日
- 登録日時
- 2021/09/19 14:45
- 更新日時
- 2022/01/12 16:07
- 管理番号
- 埼久-2021-029
- 質問
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解決
言語や記憶を司る脳の部分がわかる資料をみたい。脳梗塞などの後遺症で言語障害や記憶障害が残ることがあるが、それは脳のどこに原因があるのかを知りたい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
『新・脳と心の地形図』(リタ・カーター著 藤井留美訳 養老孟司監修 原書房 2012)
p243-246 言語野の中心にあるウェルニッケの領域、ブローカの領域やその他の領域についての記述あり。
p260「人間の記憶システム」の図あり。「記憶には脳のいろんな場所が関わっている。」とあり、側頭葉、被殻、海馬、扁桃体、尾状核についての説明あり。
『言語と思考を生む脳』(入來篤史編 東京大学出版会 2008)
p30-33「2.4 言語の喪失」に関連する記述あり。
『全部見える脳・神経疾患』(服部光男監修 成美堂出版 2014)
p40-41「ブロードマンの皮質領域」の項に、「ブローカ野:言語の表出(書く、話す)」及び「側頭連合野:感覚刺激の統合、聴覚言語、記憶」とあり。位置を示す図あり。
p42「前頭葉の機能」の項に関連する記述あり。
p43「側頭葉の機能」の項に関連する記述あり。
p68「高次脳機能障害」の節、「失語」の項に「言語中枢の領域」の図あり。解説の「言語中枢とは」に関連する記述あり。
『脳梗塞 脳出血 くも膜下出血(よくわかる最新医学)』(高木誠監修 主婦の友社編 主婦の友社 2018)
p104 失語症についての記述あり。
『脳梗塞これで安心 改訂新版』(厚東篤生監修 小学館 2009)
p34 記憶に関する機能についての記述あり。
p37 脳動脈の閉塞部位とあらわれる症状あり。
『脳梗塞の予防と再発防止 改訂3版(インフォームドコンセントのための図説シリーズ)』(山口武典編 日本脳卒中協会[ほか]監修 医薬ジャーナル社 2012)
p34「5.脳梗塞の症状・徴候」の章中「言語障害」の節に失語症についての記述あり。
p58「9.言語障害と摂食・嚥下障害」の章中「言語障害」の節に関連する記述あり。
- 回答プロセス
-
1 NDC分類〈491.371〉〈493.73〉の棚にあたる。
2 自館目録を〈脳梗塞〉〈言語障害〉〈記憶障害〉で検索する。
〈その他調査済み資料〉
『新・脳の探検 上』(フロイド・E.ブルーム[ほか]著 講談社 2004)
『新・脳の探検 下』(フロイド・E.ブルーム[ほか]著 講談社 2004)
『脳研究の最前線 上』(理化学研究所脳科学総合研究センター編 講談社 2007)
『脳研究の最前線 下』(理化学研究所脳科学総合研究センター編 講談社 2007)
『脳科学大事典』(甘利俊一[ほか]編 朝倉書店 2000)
『情動と記憶 しくみとはたらき』(小野武年著 中山書店 2014)
『脳から見たリハビリ治療』(久保田競[ほか]編著 講談社 2005)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年10月27日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 基礎医学 (491 9版)
- 内科学 (493 9版)
- 参考資料
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- 『新・脳と心の地形図』(リタ・カーター著 藤井留美訳 養老孟司監修 原書房 2012) , ISBN 978-4-562-04777-2
- 『全部見える脳・神経疾患』(服部光男監修 成美堂出版 2014) , ISBN 978-4-415-31849-3
- 『脳梗塞 脳出血 くも膜下出血(よくわかる最新医学)』(高木誠監修 主婦の友社編 主婦の友社 2018) , ISBN 978-4-07-429683-5
- 『脳梗塞これで安心 改訂新版』(厚東篤生監修 小学館 2009) , ISBN 978-4-09-304208-6
- 『脳梗塞の予防と再発防止 改訂3版(インフォームドコンセントのための図説シリーズ)』(山口武典編 日本脳卒中協会[ほか]監修 医薬ジャーナル社 2012) , ISBN 978-4-7532-2575-0
- 『言語と思考を生む脳』(入來篤史編 東京大学出版会 2008) , ISBN 978-4-13-064303-0
- キーワード
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- 大脳
- 脳-疾患
- 言語障害
- 記憶障害
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 健康・医療
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000304871