レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/10/28
- 登録日時
- 2006/07/08 02:12
- 更新日時
- 2009/02/13 11:35
- 管理番号
- 埼久-2003-095
- 質問
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解決
耳に聞こえず体に感じる音について、特定の個人だけが振動のように感じる音波があるというが、具体的にどのようなものか知りたい。また、その振動を感じた場合、それを防ぐ方法も教えてほしい。
- 回答
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①音響について
『現代音響学』には、「1章 聴覚」「4章 建築音響…騒音防止建築」に関する記述あり。
『聴覚と音響心理』には、聴覚の生理と心理、騒音の人体への影響などの記述あり。
②騒音・低周波について
『騒音・振動 上・下』には騒音における人間への影響、低周波問題の記述あり。
『くらしと音』人間の可聴音について簡単な記述あり。
『音戯話』人間の可聴音、騒音防止についての記述あり。
③低周波について
『隠された健康障害』には、低周波音公害被害者が書いた事例・裁判例あり。
『実践騒音対策』『超低周波音と低周波音』には、低周波のほか、聞こえない超低周波についての説明と対策あり。
『地域の音環境計画』には、音環境別の全般的な騒音対策あり。
『わかりやすい静音化技術』には、騒音の基礎から対策までについて記述あり。
『超低周波音と低周波音』には、「低周波を聞きわける能力に個人差が大きい」とあるので特定個人というより、耳の敏感な人ということらしい。
騒音による睡眠障害については、『騒音・振動 上』p35に「若年層に比べて中高年層のほうが、また男子に比べて女子の方が影響をより多く受けることがわかる」とある。
①~③の資料により、音波は低周波音(超低周波音)と思われる。
以上を回答する。
- 回答プロセス
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『音響心理学原論』『音の科学』『基礎音響工学』には記述なし。
- 事前調査事項
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調査済資料:「音のなんでも小事典」(日本音響学会編)「基礎音響学」「音のふしぎ」。その他インターネットで低周波関係を検索した。
- NDC
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- 振動学.音響学 (424 9版)
- 環境工学.公害 (519 9版)
- 参考資料
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- 『現代音響学 改訂2版』(牧田康雄 オーム社 1986)
- 『聴覚と音響心理』(境久雄 コロナ社 1982)
- 『騒音・振動 上・下』(子安勝 コロナ社 1980、82)
- 『くらしと音』(曽根敏夫 裳華房 1991)
- 『音戯話』(山下充康 コロナ社 1989)
- 『隠された健康障害 低周波音公害の真実』(汐見文隆 かもがわ出版 1999)
- 『実践騒音対策 騒音・低周波音・超低周波音』(中野有朋 日刊工業新聞社 2000)
- 『超低周波音と低周波音』(山田伸志 環境技術研究協会 1990)
- 『地域の音環境計画』(日本騒音制御工学会 技報堂出版 1997)
- 『わかりやすい静音化技術 騒音の基礎から対策まで』(一宮亮一 工業調査会 1999)
- キーワード
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- 音波
- 低周波
- 音響-騒音
- 振動
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000029489