レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年07月08日
- 登録日時
- 2022/09/13 14:28
- 更新日時
- 2022/09/28 09:12
- 管理番号
- 中央-1-0021572
- 質問
-
解決
運動をしたあと、CKあるいはCPKという成分が血液中に増えることが知られている。無酸素運動と有酸素運動では異なる値になると思われるが、運動強度ごとにどのような推移を描くか書かれている論文や本はないか。
- 回答
-
下記資料を紹介した。
●図書資料
CPKについて解説されている本はあったが、運動強度ごとの推移について書かれているものは見つからず。
<使用した本の一例>
・『スポーツ運動科学 バイオメカニクスと生理学』ギャレット/[ほか]編 宮永豊/総監訳 阿江通良/[ほか]監訳 西村書店 2010年
・『基礎から学ぶスポーツトレーニング理論 増補改訂版』伊藤マモル/監修 日本文芸社 2017年
・『運動生理学20講 第2版』勝田茂/編著 大石康晴/[ほか著] 朝倉書店 1999年
●インターネット情報
※最終アクセス確認日:2022年9月13日
(1)「エネルギー代謝からみた筋力トレーニング処方に関する基礎研究」堀居昭
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/db/seeds/descente01_25_horii.pdf
p172上部の表に、「レスリング」「アーチェリー」など種目別のCPK値が出ている。
p173右下には、「筋肉運動によるCPKの一過性の変化は、運動強度が高いほど、CPKが高値を示すことが確認された」と書かれている。
この論文は、信州大学ホームページ内の産学連携情報提供支援データベースに収録されている。
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/db/
研究テーマの検索窓に、論文タイトルを入れて検索すると、上記論文にたどりつく。
(2)「健常人のCPKについて (その3) 運動とCPKの推移について」鳴戸真美子[ほか]
『日本自動化健診学会々誌』11 巻 (1984) 2 号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhep1975/11/2/11_2_169/_pdf/-char/ja
文中に「運動については、運動量が多く、長時間行っても、ゴルフ、散歩、体操ではCPK値は上昇せず、野球、柔道、武道、サッカー、バスケットではCPK値は上昇していた」という記述あり。
(3)「運動選手と血清CPK値」
大村一郎[ほか] 『医療』31 巻 (1977) 2 号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/iryo1946/31/2/31_2_127/_pdf/-char/ja
論文ページp37に「次に運動前後のCPK値を見ると、高校女子バレー部員で2時間の激しい練習の直前直後でのCPKの変動は、直前(※)直後は(※)であつた。マラソン選手で1時間の練習前後でのCPK値はほとんど変動が見られなかつた。」という記述があり。
※の部分は、数値が入るが、文字化けしてしまうため記入省略。
上記以外にも、運動とCPKの数値に関連する記事を、「J-STAGE」(国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する電子ジャーナルプラットフォーム)から、閲覧することができる。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/
検索窓に「CPK 運動」などとキーワードを入れて検索し、「PDF形式でダウンロード」をすると、論文を閲覧することができる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 基礎医学 (491 10版)
- スポーツ.体育 (780 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- CPK
- 運動強度
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000321201