レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/11/10
- 登録日時
- 2006/05/12 02:10
- 更新日時
- 2008/03/17 13:11
- 管理番号
- 埼久-2005-098
- 質問
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解決
人が機器(電子顕微鏡など)を使用して見ることのできる物質の大きさ(極小)の限界はどのくらいか。メートルで教えてほしい。
- 回答
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所蔵資料に以下のような記述あり。
①外村彰「電子顕微鏡で量子の世界を見る」(『別冊日経サイエンス 2003.9』)
「100万ボルト(1MV)ホログラフィー電子顕微鏡」(中略)結晶中の原子は最小2Å[オングストローム](1Åは100億分の1m)というきわめて微小な間隔で並んでいるが、この装置は0.5Å以下の精度で結晶格子を観察できる。」
②「電子の波でみる〈ピコメートルの世界〉100万ボルト・ホログラフィー電子顕微鏡の威力」(『Newton 2003.8』)「これは2003年現在の世界最高分解能49.8ピコメートルを誇っている。0.498Å=49.8ピコメートル」
③『電顕入門ガイドブック』
p1 「分解能とは見分けることのできる2点間の最小距離のことで、(中略)電子顕微鏡は・・・分解能は0.1nm(ナノメートル)に達する。」
p184の「換算表」から1Å=(10の-1乗)nm=(10の-10乗)mであることがわかる。
- 回答プロセス
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電子顕微鏡やナノテクノロジー関係の資料、および〈電子顕微鏡〉をキーワードに雑誌記事索引にあたった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 電子工学 (549 9版)
- 特種目録 (027 9版)
- 物理学 (420 9版)
- 参考資料
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- 『電顕入門ガイドブック』(学会出版センター 2004)
- 外村彰「電子顕微鏡で量子の世界を見る」(『別冊日経サイエンス 2003.9』)
- 「電子の波でみる〈ピコメートルの世界〉100万ボルト・ホログラフィー電子顕微鏡の威力」(『Newton 2003.8』)
- キーワード
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- 電子顕微鏡
- 雑誌記事索引
- 単位-メートル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000028617