レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/4/12
- 登録日時
- 2017/12/24 00:30
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M17051714287208
- 質問
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オコジョの毛色は白色だと思っていたが、先日見たテレビでは白色と茶色であった。品種によって毛色が違うのか知りたい。
- 回答
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「オコジョ」の毛色について説明がある、以下の図書を紹介した。
①「世界哺乳類図鑑」の「オコジョ」の項目には、「暖かい地方では、オコジョの背中は茶褐色から赤褐色で、クリーム色の腹部とはっきりちがう。北部のものは冬にはほぼまっ白になり、雪にカムフラージュする。」と記載されている。
②「日本の哺乳類」には、「エゾオコジョ」と「ホンドオコジョ」の項目があり、オコジョのカラー写真がそれぞれ紹介されている。どちらも、夏毛は白色と茶褐色であるが、冬毛は尾の先の黒い毛を残して全身白くなるという説明がある。
③「天使すぎるかわいさオコジョ」には、年に二回毛が抜け変わる「換毛」について紹介されている。オコジョの毛色については、「夏はあごの下から胸、腹部が白く、それ以外は茶色。冬は全身が白くなりますが、1年を通して尻尾の先だけは黒いです。」と説明がある。
④『オコジョ』には、「衣替えの季節」という項に、オコジョの換毛について図入りで説明がある。そのなかで、「寒帯と温帯の中間あたりのオコジョはどうかといえば、毛変わりも中間である。例えば冬の北アメリカでは、全身白色となる者や、背面が褐色のままの者、褐色の地に白色の斑点が出る者もいて、いろいろなのである。」とあり、品種の違いではなく、生息地による個体差であることが説明されている。他にも、「雌雄で異なる白化現象」、「白色化のメカニズム」について記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 哺乳類 (489 9版)
- 参考資料
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ジュリエット・クラットン=ブロック『世界哺乳類図鑑』 新樹社,2005,400p. 参照はp.247.
小宮輝之『日本の哺乳類』 学研教育出版,2010,264p. 参照はp.36,p.146.
世界文化社『天使すぎるかわいさオコジョ』 世界文化社,2015,71p. 参照はp.6.
オコジョ『今泉忠明』 自由国民社,1986,134p. 参照はp.38-46.
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ジュリエット・クラットン=ブロック『世界哺乳類図鑑』 新樹社,2005,400p. 参照はp.247.
- キーワード
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- オコジョ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017051714200987208
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000227237