レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20120208
- 登録日時
- 2012/03/22 02:01
- 更新日時
- 2014/07/08 18:57
- 管理番号
- B2012口頭0208
- 質問
-
解決
アルゴン(Ar)と窒素(N2)の拡散係数(Diffusion coefficient)を知りたい。
- 回答
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ご照会の事項について、以下のとおり回答します(【 】内は当館請求記号です)。
アルゴンと窒素の拡散係数について記載している資料(1)-(5)がありましたので、ご紹介します。
(1)『CRC Handbook of Chemistry and Physics』(91st ed. CRC Press 【Z63-C694】)
「Diffusion in Gases(気体の拡散)」(pp.6-245~6-246)では、101.325kPaにおける二種類の気体間の拡散係数を掲載しています。
「Ar-N2」はp.6-245に記載しており、273.15 kは0.168(cm^2/s)、293.15 kは0.190(cm^2/s)、373.15 kは0.290(cm^2/s)、473.15 kは0.439(cm^2/s)、573.15 kは0.615(cm^2/s)、673.15kは0.815(cm^2/s)とあります。
(2)『化学便覧. 基礎編 2』(改訂5版 日本化学会編 丸善 2004.2 【PA2-H22】)
p.Ⅱ-68の表(7.54)「無機化合物の混合気体の0℃, 1atmにおける相互拡散係数」では、二成分気体の相互拡散係数を掲載しています。「Ar-N2」は0.168(cm^2/s)とあります。
(3)『化学工学便覧』(改訂6版 化学工学会編 丸善 1999.2 【PA2-G48】)
p.110 表1.43「2成分混合気体の相互拡散係数(273k、103.13kPa、等モル混合物)」(p.110) では、気体の相互拡散係数を掲載しています。「N2-Ar」の拡散係数は0.168(cm^2/s)とあります。
(4)『Landolt-Börnstein:Zahlenwerte und Funktionen aus Physik, Chemie, Astronomie, Geophysik und Technik』(6. Aufl.Springer【530.83-L258z6】)
II 5a pp.516-565「2521 Diffusion in Gasen」では、気体の拡散係数を掲載しています。
「Ar-N2」はp.535に記載しており、244.2(°K)は0.1348(cm^2/s)、274.6(°K)は0.1689(cm^2/s)、303.55(°K)は0.1999(cm^2/s)、347.7(°K)は0.2433(cm^2/s)とあります。
(5)『物性定数. 第8集(1970)』(化学工学協会編【571.01-Ka155b】) [国立国会図書館のデジタル化資料:館内限定公開]
pp.229-230 表9.10「気体の輸送物性の温度依存性の近似式」では、拡散係数とその誤差を掲載しています。 Ar+N2はp.230に掲載されており、0.168(cm^2/s)と記載されています。
データベースの最終アクセス日は、2012年3月5日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 無機化学 (435)
- 参考資料
- キーワード
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- 拡散係数
- diffusion coefficient
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000104062