レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年4月29日
- 登録日時
- 2014/07/04 16:02
- 更新日時
- 2014/07/30 12:41
- 管理番号
- 岩手-186
- 質問
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解決
岩手のお茶の栽培について知りたい。
- 回答
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岩手県内のお茶について、『岩手県植物誌』に次のような記述がある。
「沿岸では宮古以南、内陸部で庭又は畑地に栽植しているところがある。盛岡市では寒さのため生育は思わしくないが他樹下で保護され育つことがある。県南沿岸では製茶までしている。」
岩手のお茶の栽培について、紹介した資料は次のとおり。
『岩手県植物誌』
⇒p466「チャ、チャノキ」
『岩手県農業史』
⇒p979~980「茶」
『陸前高田市史 第9巻』
⇒p355~358「特用作物 茶畑」
『岩手県史 第9巻』
⇒p355~357「物産書上にみる種目と生産量」明治11年~15年(13年除く)の製茶の生産量が記載されている。
『岩手県統計書 明治32年~昭和16年』
⇒各年に茶の生産量もしくは茶畑面積の記載がある。
『大石貞男著作集 1 日本茶業発達史』
⇒p309~311「北限の茶」の項に「太平洋岸の陸前高田市は照葉樹林の北限に当るので、米崎町一帯や寺院には茶が多い。陸前高田市米崎町の茶栽培の歴史は少なくとも明和九年(1772)以前にさかのぼるようである」と記述がある。
『日本茶全書』
⇒p336「都道府県別茶栽培面積」
p337「茶栽培農家数」「各県別専用茶園面積率の推移」
p338~339「都府県別荒茶生産数量」
『南部叢書 第1冊』
⇒p514「盛岡砂子 巻之四 茶畑」の項に「此地、往古、信直公茶を植させられし所也」と記述がある。
- 回答プロセス
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・岩手県の植物、農業、郷土地誌資料をブラウジング。あわせて『岩手県統計書』を通覧。記述を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物地理.植物誌 (472 9版)
- 農業 (61 9版)
- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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- 『岩手県植物誌』岩手植物の会∥編 岩手県教育委員会∥出版 1970年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001123940-00)
- 『岩手県農業史』岩手県∥編・出版 1979年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001411401-00)
- 『陸前高田市史 第9巻』陸前高田市史編集委員会∥編 陸前高田市∥出版 1997年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I029001652-00)
- 『岩手県史 第9巻』岩手県∥編 杜陵印刷∥出版 1964年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000870577-00)
- 『岩手県統計書 明治32年~昭和16年』岩手県∥編・出版 1899年~1944 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036151847-00(岩手県統計書 明治32年))
- 『大石貞男著作集1』大石 貞男∥著 農山漁村文化協会∥出版 2004年 , ISBN 4540031627 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007302216-00)
- 『日本茶全書』淵之上 康元・淵之上 弘子∥著 農山漁村文化協会∥出版 1999年 , ISBN 4540982133 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002775395-00)
- 『南部叢書 第1冊』南部叢書刊行会∥編・出版 1927年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003849345-00)
- キーワード
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- 茶(緑茶)
- 岩手県
- 製茶
- 栽培
- 陸前高田市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000155600