レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/3/23
- 登録日時
- 2021/09/10 00:30
- 更新日時
- 2021/09/10 00:30
- 管理番号
- 埼高図-2021-006
- 質問
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解決
「ホーボー(渡り労働者)」の歴史について知りたい。
- 回答
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・提供資料
①『ホーボー 上 』(ネルス・アンダーソン著 ハーベスト社 1999)
②『ホーボー 下 』(ネルス・アンダーソン著 ハーベスト社 2000)
③『民衆が語る貧困大国アメリカ』(スティーヴン・ピムペア著 明石書店 2011)
④『ホーボーアメリカの放浪者たち』(フレデリック・フェイエッド著 晶文社 1988)
⑤『世界ホームレス百科事典』(デーヴィッド・レヴィンソン編 明石書店 2007)P344~349
⑥『アメリカ音楽ルーツガイド』(鈴木カツ監修 音楽之友社 2000)
⑦『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(柿沼敏江著 フィルムアート 2005)
・参考にしたインターネット上のサイト
①≪Wikipedia≫(https://ja.wikipedia.org/ ウィキメディア財団)を「ホーボー」で検索
②ヘディ・ウエストを偲んで~その足跡と名曲「500 Miles」の源流を辿る旅《TAP the POP》(http://www.tapthepop.net/day/80141 TAP the POP)
- 回答プロセス
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授業の教材に「ホーボー」という昔のアメリカの労働者について載っており、生徒たちに説明する前に自分でも勉強しておきたいので、参考になる書籍を紹介してほしいとのこと。辞典類で調べても「ホーボー」について記載がなかったため、Wikipediaで検索し、「19~20世紀初頭の世界的な不況の時代、アメリカで働きながら渡り歩いた労働者」のことであると確認する。アメリカ史関係の本に記載があるのではと、いくつか本を確認したが、全く記載がなかった。そこで、埼玉県立図書館のOPACでタイトル「ホーボー」で検索したところ、提供資料?・②が見つかった。本の分類を見ると「368」(社会病理:貧困、ホームレス)であったので、県立図書館に出向き、「368」の棚の本を確認し、何点かめぼしい資料を発見した。
調べる中で、「ホーボー」は音楽の世界にも大きな影響を与えていたことがわかり、アメリカ音楽関係の本も取り寄せ、「ホーボー」についての記述がないか、確認し、記載があるものを提供した。また、依頼者が「YouTubeで忌野清志郎が歌っている『500マイル』という曲が「ホーボー」をモチーフにしているらしい、生徒にも聞かせたいので、音源を提供してほしい」とのことなので、YouTubeを検索したところ、確かに忌野清志郎が歌っており、原曲はヘディ・ウェストが作成したことがわかる。インターネットで検索したところ、興味深い記事を見つけたので、依頼者に提供した。埼玉県立図書館のOPACで視聴覚資料を著者「忌野清志郎」キーワード「500」で検索したところ、『500マイル』が収録されているCDを見つけた。学校用のカードでは、視聴覚資料の貸出ができないため、所蔵情報を依頼者に提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会病理 (368 9版)
- 音楽史.各国の音楽 (762)
- 英米文学 (930)
- 参考資料
- キーワード
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- ホーボー
- 労働者
- ホームレス
- アメリカ音楽
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介||所蔵調査
- 内容種別
- 授業
- 質問者区分
- 教職員
- 登録番号
- 1000304492