レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/04/06
- 登録日時
- 2006/07/28 02:10
- 更新日時
- 2007/10/02 18:27
- 管理番号
- 埼浦-2006-001
- 質問
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解決
三和銀行(およびその前身である山口銀行・鴻池銀行・三十四銀行・大阪中立銀行など)が1895(明治28)年から1946(昭和21)年の間に台湾へ進出していたかどうかを確認したい。
- 回答
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以下の資料に記述あり。
①『三和銀行の歴史』(三和銀行調査部 1957)p8に明治28年三十四銀行が日本中立銀行と合併して台湾における営業地盤を譲り受けたこと、中立銀行が同年基隆に根拠営業所を設けたこと、大正9年までの間に支店を開設したことなどの記述がある。p175年表中に「昭和21年 7.1 台北・台南・高雄の三支店を台湾銀行に引継」とある。
②『三和銀行の歴史』(三和銀行行史編纂室 1974)p44、46台湾の支店について記述あり。p48「(明治)35年には基隆支店を廃止」p203「台北、台南、高雄の三支店は、昭和21年6月28日を最終営業日として7月1日にその営業を台湾銀行へ引き渡した。」
③『日本史大事典 3』(平凡社)p764「三和銀行」の項「・・・三十四銀行は・・・(18)99年台北、台南支店を設置(1920年高雄にも)」とあり。
④『明治の読売新聞』(CD-ROM)〈大阪中立銀行〉で検索の結果、1895(明治28)年9月11日5面「第三銀行台湾に取引を開く」記事あり。
以上の資料・情報を提供する。
- 回答プロセス
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自館目録を〈三和銀行〉で検索し資料にあたる。『あなたの銀行』記述なし。『三和銀行の歴史』(三和銀行調査部)年表と本文中に記述あり。『三和銀行の歴史』(三和銀行行史編纂室)記述あり。その他に調査したもの『台湾銀行史』付録に「台湾銀行史年表」があるが昭和21年7月前後に三和銀行の3支店を引き継いだというような記事はなし。『日本史大事典 3』〈三和銀行〉の項に記述あり。転送元の埼久図からの情報で『明治の読売新聞』(CD-ROM)1895年9月11日5面に記事があることがわかる。
- 事前調査事項
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《Google》を〈大阪中立銀行〉で検索すると、いくつかヒットするサイトがあるので大阪中立銀行基隆出張所が存在していたことが伺えるが、詳細は不明。
調査済資料:「サンワのあゆみ」p31に三十四銀行台北支店窓口風景の写真があるが詳細は不明。『日本金融年表 明治元年-平成4年 増補・改訂』記述なし。
- NDC
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- 金融.銀行.信託 (338 9版)
- 企業.経営 (335 9版)
- 中国 (222 9版)
- 参考資料
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- 『三和銀行の歴史』
- 『三和銀行の歴史』
- 『日本史大事典 3』
- 『明治の読売新聞』(CD-ROM)
- キーワード
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- 三和銀行-社史
- 台湾-金融史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000029701