レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年05月08日
- 登録日時
- 2011/02/27 14:21
- 更新日時
- 2011/03/12 11:20
- 管理番号
- 島根参2008-05-004
- 質問
-
解決
消防設備についての本、「竜吐水」について書いてあるものがみたい。
- 回答
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当館所蔵資料より以下を紹介。
資料1:p91に、「オランダ人の手を経て宝暦4年(1753)に長崎で竜吐水(木製腕用ポンプ)が製造され、明和3年に江戸で始めて使用された」として1枚の図がある。
p138では、「防火方法に一大変革をもたらしたのは、明和元年(1615年)曲輪附近の十三ヶ組に竜吐水を渡しつけたことである。これは享保3年長崎人某がオランダ人の指導によって発明したもので、(中略)後更に改良して雲竜水(木製腕用ポンプ)が製造され、明治まで使用された」との記述あり。
資料2:「江戸時代の火消の装備として良く知られている」ものとして、竜吐水について記述がある。
<2011/2/27追記>
※(類似事例・レファレンス協同データベース)
・「江戸時代の消防器具「龍吐水(竜吐水)」について書かれた本はないか。
(大阪府立中央図書館:OSPR10090028)」 https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000077554(最終確認2011/2/27)
資料7:火消の道具として、竜吐水がどのように使用されていたか、その歴史的経緯についての記述あり。
- 回答プロセス
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(1)「竜吐水」をインターネットで検索してみると、江戸時代のものと判明。
〔Wikipedia:竜吐水〕http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%9C%E5%90%90%E6%B0%B4(最終確認2011/2/27)
より、「竜吐水(りゅうどすい)とは、江戸時代から明治時代にかけて用いられた消火道具(火消しの道具)」とある。
【資料3~6】調査済資料(いずれも消防設備についての記述はある)。
- 事前調査事項
- NDC
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- 行政 (317 8版)
- 建築設備.設備工学 (528 8版)
- 参考資料
-
-
【資料1】 『消防大鑑』 日本消防協会/編纂,日本消防協会,1963
(p91「消防の歴史 図」、p136~142「わが国における消防発達史」 書庫317.7/ニ61/
) -
【資料2】 『町火消たちの近代 東京の消防史』 鈴木 淳/著,吉川弘文館,1999.11
(p28~30「竜吐水」 317.7/ス99/
) -
【資料3】 『図解よくわかる消防設備』 防災研究会AFRI/編著,日本実業出版社,2006.4
(528.6/ズ06/
) -
【資料4】 『イラストでわかる防災・消防設備の技術』 中井 多喜雄/著,学芸出版社,1993.3
(書庫528.6/ナ93/
) - 【資料5】 『消防設備実務読本』 永塚襄/著,オーム社, 1976 (書庫528/0021/ )
-
【資料6】 『闘う男たちの仕事レスキュー&消防隊』 宝島社
,2005.6 (317.7/タ05/
) - 【資料7】 『江戸の火事と火消』 山本 純美/著,河出書房新社,1993.3 (p111~114「竜吐水」 書庫210.5/ヤ93/ )
-
【資料1】 『消防大鑑』 日本消防協会/編纂,日本消防協会,1963
(p91「消防の歴史 図」、p136~142「わが国における消防発達史」 書庫317.7/ニ61/
- キーワード
-
- 竜吐水(りゅうどすい)(りゅうとすい)
- 消火
- ポンプ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000080895