レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月17日
- 登録日時
- 2021/11/09 20:07
- 更新日時
- 2021/11/09 20:07
- 管理番号
- 横浜市中央2630
- 質問
-
解決
横浜の消防について、開港期から平成までの歴史を知りたい。
- 回答
-
消防の組織は、戦前までと戦後で大きく変わっていますが、時代等で分けずに資料をご紹介します。
1 インターネット情報
消防沿革(横浜市ホームページ)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/shobo/shokainado/enkaku/
「消防沿革」では、安政6(1859)年から昭和23(1948)年まで、
「横浜消防のあゆみ」では、「横浜消防のあゆみ 沿革」で昭和23(1948)年から
平成15(2017)年までの主な出来事の年表が掲載されています。
2 図書
(1) 『炎 横浜消防二十年』
横浜消防二十年史刊行委員会/編 横浜消防二十年史刊行委員会 1970.3
ア p.15~48 この二十年≪昭和23年~昭和44年≫
消防並びに国内外の主要事項の年譜が掲載されています。
イ p.49~80 横浜消防の年輪
開港の頃から自治体消防発足までの消防組織の変遷について書かれています。
創設期の横浜消防に関する手記や談話も掲載されています。
ウ p.82~86 消防関係法令並びに市条例その他の年次表
エ p.521~ 資料編
歴代消防局長や消防署長、消防団の年度別役員の一覧なども掲載されています。
(2) 『炎 2 横浜消防三十年』
横浜消防三十年史刊行委員会/編 横浜消防三十年史刊行委員会 1982
巻頭に「写真で見る横浜消防の移り変り」が掲載されています。
昭和45(1970)年から昭和56(1981)年6月までの年譜や消防関係法令、
消防重点施策などを知ることができます。
p.73~79には、(1)アから抜粋した年譜が掲載されています。
(3) 『炎 横浜消防五十年』
横浜市消防局総務課/編 横浜消防50年史刊行委員会 1999.3
昭和23(1948)年から平成10(1998)年3月までの横浜の消防のあゆみと
災害の年表や、消防組織の変遷などについても書かれています。
(4) 『横浜消防の歴史 居留地消防組から加賀町消防団(第3分団)の今日まで』
大澤秀人/著 横浜市加賀町消防団第3分団 2009.10
幕末から平成までの消防の歴史が書かれています。
(5) 『百年のあゆみ 奉仕・防火・防災 横浜加賀町消防団100年誌』
横浜市加賀町消防団100年誌編集委員会/編 横浜市加賀町消防団 1994.12
横浜市中区の加賀町消防団についての記述が主ですが、日本初の救急車や、
小型消防車などの写真も豊富です。
(6) 『横浜の大火と消防の近代史』
横浜開港資料館/編 横浜市ふるさと歴史財団 2019.11
開港期の町火消の誕生から大正期の消防署誕生までの歴史を知ることができます。
図版が多く紹介されています。
(7) 『消防と鳶と百廿年』横浜鳶工事協同組合創立120年記念行事実行委員会/編
横浜鳶工事協同組合 1980.1
p.63~180 消防組編
自治体の消防が発足する前の、町火消の歴史について書かれています。
各区の纏や、半纏の図柄も掲載されています。
(8) 『〔横浜市消防局〕年報 令和2年』横浜市消防局/〔編〕 横浜市消防局 2021.9
p.139~175 消防局沿革
1948年(昭和23年)3月の横浜市消防の発足から、
2020年(令和2年)8月までの年表が掲載されています。
インターネット上でも公開されています。年表は「付属資料」に収録されています。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/org/shobo/sonota/nenpoh.html#2020
(9) 『横浜市史稿 風俗編』横浜市役所/著 横浜市役所 1932.9
p.661~664 第11章 文明源流 第2節 人事 4 居留地消防隊
p.664~670 第11章 文明源流 第2節 人事 5 日本街の消防組織
国立国会図書館デジタルコレクションで、インターネット公開しています。
(コマ番号445~452)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1213723
(10) 『横浜もののはじめ考』横浜開港資料館/編 横浜開港資料館 2010.3
p.106~107 居留地消防隊
(11) 『西消防署70周年記念誌 地域と共に歩んできた70年』
西消防署70周年記念誌編集委員会/編 西消防署70周年記念誌刊行委員会 1989.12
(12) 『横浜市西消防署100年のあゆみ 100th anniversary』
平成30年西区消防出初式実行委員会/〔編〕
平成30年西区消防出初式実行委員会 2018.1
(13) 『保土ケ谷消防署庁舎開設50周年記念誌 川辺のアルバム』
保土ケ谷消防署庁舎開設50周年記念誌発行等実行委員会/〔編〕
保土ケ谷消防署庁舎開設50周年記念誌発行等実行委員会 2020.2
(14) 『生命 横浜救急70年史』横浜救急70年史刊行実行委員会/編
横浜救急70年史刊行実行委員会 2004.3
昭和8(1933)年3月に、消防機関として初めてとなる救急自動車が、
横浜で運用を開始してから70年を迎えたのを記念して刊行された資料です。
横浜の救急業務の歴史を知ることが出来ます。
3 雑誌記事
URLがある記事は、インターネットでも見ることができます。
(1) 「横浜市消防署開設100周年記念 横浜消防の近代史(前編) 二つの消防組織」
吉田 律人/著
(「近代消防」2020年2月号 近代消防社 2020.2 p.40~43)
日本人によって結成された火消集団と、外国人によって結成された居留地消防隊に焦点をあてながら、
横浜における消防署誕生の前段階について書かれています。
(2) 「横浜市消防署開設100周年記念 横浜消防の近代史(中編) 消防署の誕生」
吉田律人/著
(「近代消防」2020年3月号 近代消防社 2020.3 p.50~53)
横浜の消防署誕生の経緯について書かれています。
(3) 「横浜市消防署開設100周年記念 横浜消防の近代史(後編) 試練を乗り越えて」
吉田律人/著
(「近代消防」2020年4月号 近代消防社 2020.4 p.42~45)
大正後期から昭和前期の横浜の消防のあゆみについて書かれています。
(4) 「企画展 横浜市中消防署100周年記念 横浜の大火と消防の近代史」
吉田律人/著
(「開港のひろば」第146号 横浜開港資料館 2019.11)
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/146/index.html
(5) 「企画展 特設消防署の誕生―横浜市中消防署の源流―」吉田律人/著
(「開港のひろば」第146号 横浜開港資料館 2019.11)
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/146/02.html
(6) 『Jレスキュー 2015年1月号 御嶽山噴火災害 / 横浜市消防局のレンジャー隊』
イカロス出版 2015.1
p.44~65 伝説の横浜レンジャー隊
「日本ではじめて救助隊を発足させたのは横浜市消防局である。」との記述が
あります。横浜発祥の救助ツールなども紹介されています。
(7) 「6 消防政策史~救助と救急のあゆみ~」佐久間栄吉/著 平中隆/著
(「調査季報」173号 創刊50周年記念号 横浜市政策局政策課 2013.11 p.38~43)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/shien/tyousakihou/173.files/0009_20191120.pdf
昭和39(1964)年の救助隊発足以降の横浜の救助のあゆみ、
昭和8(1933)年開始の救急業務のあゆみについて書かれています。
(Web最終確認日 令和3年10月15日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 行政 (317 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000307379