レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/12/14
- 登録日時
- 2015/03/15 00:30
- 更新日時
- 2015/03/17 09:05
- 管理番号
- 千県東-2014-0012
- 質問
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解決
カセシュンイチの回想録が読みたい。旭市出身で外交官をやっていた。戦前の人だったと思う。
- 回答
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お問い合わせの人物は加瀬俊一(カセ トシカズ)だった。
当館で所蔵している『加瀬俊一回想録』(加瀬俊一著 山手書房 1986)上、下巻【資料1、2】を貸出した。
- 回答プロセス
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1.当館OPACを全項目「カセシュンイチ」で検索。該当する図書なし。
2.千葉県立図書館「菜の花ライブラリー」(http://e-library.gprime.jp/lib_pref_chiba/)の千葉県関係人名索引で「加瀬」を検索。該当する人物なし。
3.『房総人名辞書』(千葉毎日新聞社編 国書刊行会 1987)【資料3】には、該当の人物なし。
4.手がかりを得るために、Googleで「加瀬シュンイチ」で検索。戦前に外交官を務めていた人物として「加瀬俊一(カセ トシカズ)」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E7%80%AC%E4%BF%8A%E4%B8%80_(1925%E5%B9%B4%E5%85%A5%E7%9C%81))【資料4】と「加瀬俊一(カセ シュンイチ)」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E7%80%AC%E4%BF%8A%E4%B8%80_(1920%E5%B9%B4%E5%85%A5%E7%9C%81))の二人がいたことがわかる。「カセ トシカズ」のページには「父・喜逸の五男として千葉県に生まれ」、たことや、「外交評論家の加瀬英明は息子」であること、回想録を出していること等が記載されている。このことを利用者にお伝えしたところ、「カセ トシカズ」でよいとのこと。当館で『加瀬俊一回想録』上、下を所蔵していたので、2冊を貸出した。
『講談社日本人名大辞典』(上田 正昭[ほか]監修 講談社 2001)【資料5】p494には「かせーしゅんいち【加瀬俊一】」「かせーとしかず【加瀬俊一】」の項あり。「かせ としかず」の項には「外交評論家加瀬英明の父」と記載されている。
また【資料3】を再度ブラウジングしたところ、「加瀬 喜逸(カセ キイツ)」の項があった。海上郡旭町出身との記述あり。また菜の花ライブラリーを全項目「加瀬俊一」で検索すると、「遺憾の思い今も きょう日米開戦53周年 加瀬俊一氏に聞く[元外務省部長 旭出身]」(『千葉日報』 1994年12月8日 p19)という記事がヒットする。
(インターネットの最終アクセス:2015年3月5日)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 外交.国際問題 (319 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『加瀬俊一回想録 上』(加瀬俊一著 山手書房 1986)(9104460053)
- 【資料2】『加瀬俊一回想録 下』(加瀬俊一著 山手書房 1986)(9104460115)
- 【資料3】『房総人名辞書』(千葉毎日新聞社編 国書刊行会 1987)(2100625386)
- 【資料4】Wikipedia「加瀬俊一(カセ トシカズ)」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E7%80%AC%E4%BF%8A%E4%B8%80_(1925%E5%B9%B4%E5%85%A5%E7%9C%81))
- 【資料5】『講談社日本人名大辞典』(上田 正昭[ほか]監修 講談社 2001)(2101418189)
- キーワード
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- 加瀬 俊一(カセ トシカズ)
- 加瀬 喜逸(カセ キイツ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土,人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000169012