レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/11/05
- 登録日時
- 2017/11/29 00:30
- 更新日時
- 2017/12/01 17:45
- 管理番号
- 所沢狭山-2017-008
- 質問
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解決
昭和の子どもの居候(いそうろう)及び奉公人の実態について記述されている資料はあるか。
- 回答
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以下の資料に記述あり。
〇『日本民俗大辞典 上』 福田アジオ/[ほか]編 吉川弘文館 1999年
〇『画・文で描く祖父母が若かった頃』 鷹野良宏/著 朝日新聞社 2007年
〇『桂子八十歳の腹づつみ』 内海桂子/著 東京新聞出版局 2001年
〇『私は学校にいかれなかった』 内海桂子/著 ポプラ社 1991年
〇『インジャ』 福地曠昭/著 那覇出版社 1992年
〇『女中がいた昭和』 小泉和子/編 河出書房新社 2012年
〇『<女中>イメージの家庭文化史』 清水美知子/著 世界思想社 2004年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料調査
〇『日本民俗大辞典 上』 福田アジオ/[ほか]編 吉川弘文館 1999年
p.95 「居候(いそうろう)」の項目に「本来の家成員ではない被扶養者、同居人。食客・寄食者・厄介・客分・掛かり人などともいう(後略)。」と時代背景を含む記述あり。
〇『画・文で描く祖父母が若かった頃』 鷹野良宏/著 朝日新聞社 2007年
p.60~79 明治期から昭和初期の西相模で、子どもが年季奉公に出た事実、奉公の種類について絵と共に説明されている。
〇『桂子八十歳の腹づつみ』 内海桂子/著 東京新聞出版局 2001年
p.102~114 昭和期、筆者の年少期の子守奉公体験について記述あり。
〇『私は学校にいかれなかった』 内海桂子/著 ポプラ社 1991年
p.101~131 昭和期、筆者の年少期の子守奉公体験について記述あり。
〇『インジャ』 福地曠昭/著 那覇出版社 1992年
昭和初期まで沖縄で続いた隷属的性格の強い奉公について体験記として記述されている。
〇『女中がいた昭和』 小泉和子/編 河出書房新社 2012年
昭和の女中奉公の実態について説明されている。
〇『<女中>イメージの家庭文化史』 清水美知子/著 世界思想社 2004年
p.104~106 横浜市社会課が昭和12年におこなった女中と派出婦それぞれの
年齢構成、配偶関係、教育程度、収入、就労理由について比較調査の記述あり。
p.123~125 昭和期の凶作時、農村における娘の「身売り」のついての記述あり。
2.記載のなかった資料
×『人身売買・奴隷・拉致の日本史』 渡邊大門/著 柏書房 2014年
×『<身売り>の日本史』 下重清/著 吉川弘文館 2012年
×『人づくり風土記 10』 農村漁村文化協会 1997年
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 労働経済.労働問題 (366 9版)
- 社会病理 (368 9版)
- 参考資料
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- 日本民俗大辞典 上 福田アジオ/[ほか]編 吉川弘文館 1999.10 380.33 4-642-01332-6
- 画・文で描く祖父母が若かった頃 鷹野良宏/著 朝日新聞社(発売) 2007.7 213.7 978-4-02-100130-7
- 桂子八十歳の腹づつみ 内海桂子/著 東京新聞出版局 2001.8 779.14 4-8083-0739-1
- 私は学校にいかれなかった 内海桂子/著 ポプラ社 1991.4 779.14 4-591-03783-5
- インジャ 福地曠昭/著 那覇出版社 1992.9 368.4
- 女中がいた昭和 小泉和子/編 河出書房新社 2012.2 366.38 978-4-309-72792-9
- <女中>イメージの家庭文化史 清水美知子/著 世界思想社 2004.6 365.021 4-7907-1061-0
- キーワード
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- 居候
- 奉公
- 昭和
- 年季奉公
- 子ども
- 労働
- 女中
- 住み込み
- 使用人
- 丁稚
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000225581