レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 富山市立図書館 (2310013) | 管理番号 (Control number) | 2019-0005 | ||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2019年9月24日 | 登録日時 (Registration date) | 2020年03月25日 00時30分 | 更新日時 (Last update) | 2020年03月27日 11時20分 | ||||
質問 (Question) | 富山の細工かまぼこの歴史について調べたい。特に黒部市生地のかまぼこについて分かるとよい。 | ||||||||
回答 (Answer) | ◎回答資料 【1】『黒部市史 歴史民俗編』p.858 …「水産加工」の項に、「昭和初期ごろから生産されるようになった練製品(カマボコ類)は~」という記述があるが、細工かまぼこに関しては記載なし。 【2】『万華鏡 39号(婚礼蒲鉾)』[p.9] …「特産 富山の蒲鉾」の項に、「蒲鉾は富山でも古くから作られていたと思われるが、その歴史についての詳細は明らかではない」との記述があり、また細工蒲鉾について「婚礼などの祝い事に使っていたマダイが不足した折り、細工蒲鉾で代用したものが、祭事には欠かせないものとなったようである」とあり。 【3】『かまぼこ その科学と技術』p.176-177 …「細工かまぼこ」の項あり。江戸時代初期~1990年前半頃までの文献上の記述を元に、細工かまぼこの変遷について記述あり。富山における細工かまぼこの歴史については記述なし。 【4】『和食食材かまぼこの世界』p.42 …「富山県の昆布巻・赤巻かまぼこ、細工かまぼこ」の項あり。富山県のかまぼこは江戸時代に始まるとの記述があるが、細工かまぼこの歴史については記述なし。 黒部市のPRサイトである「黒部藩」HPに、真鯛の代替品としてかまぼこで鯛を作り始め徐々に広まったこと、また、かまぼこの細工技術は富山ではなく島根の出雲大社辺りが発祥との記述あり。(参照 2020-03-23) 生地蒲鉾有限会社HPの「細工かまぼこの歴史」に、おすそ分けを前提としてかまぼこを用意するようになったという説と、不漁のときの魚の代用という説があるとの記述あり。(参照 2020-03-23) ◎その他下記資料を調査したが、質問に対する有力情報は掲載されていなかった。 …『富山県史 通史編6』 富山県/編 富山県 1984.3 T209/ト/2-6 …『富山市史 通史 下巻』 富山市/編 富山市 1987 T232/ト/2-2 …『黒部市誌』 黒部市/編 黒部市 1964 T222/ク …『富山なぞ食探検』 読売新聞富山支局/編 桂書房 2008.7 T380.3/ヨシ/2008 …『昆布ロードと越中 海の懸け橋』 北日本新聞社編集局/著 北日本新聞社 2007.6 T683/キ/2007 …『新とやまの冠婚葬祭』北日本新聞社出版部/編集 北日本新聞社 1999.8 T380/ト …『石川・富山ふるさと食紀行』 北國新聞社 2013.8 T596/イ/2013 …『とやまの特産物』 富山県食品研究所/[編] 富山県食品研究所 2003.3 T588/ト/2006 …『ふるさとの味と技 いきいき富山特産品ガイド』 富山県貿易物産振興会/編 富山県貿易物産振興会 1985 T602/ト | ||||||||
回答プロセス (Answering process) | 富山県・富山市・黒部市の郷土史を確認。 自館OPACよりキーワード検索。 食に関する郷土資料を確認。 | ||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||
備考 (Notes) | |||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | ̑郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | ||||
登録番号 (Registration number) | 1000276478 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |