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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
神奈川県立図書館 (2110018)管理番号
(Control number)
相-130015
事例作成日
(Creation date)
2014年02月21日登録日時
(Registration date)
2014年02月21日 17時18分更新日時
(Last update)
2014年02月21日 17時18分
質問
(Question)
ペリー艦隊が来航した際、乗組員と力士が勝負したらしい。その時に勝負した乗組員の名前など詳しいことが知りたい。
回答
(Answer)
乗組員と力士の対戦の記録は、
『新・國史大年表 第6巻(1853-1895)』<210.03/199/6常置> ( 21994215 )
『 近代日本総合年表』岩波書店 2001 <210.6/356A 常置> ( 21439971 )
『日本相撲史 上巻』酒井忠正著 大日本相撲協会 1956 <788.1/11>
『横浜市史第2巻』 横浜市 1959 <K21.1/4/ 2b>(50241579)
に記載あり。

・『新・國史大年表 第6巻(1853-1895)には、安政元年(嘉永7年 1854)2月16日(旧暦)のできごととしてアメリカ水夫3人対力士1人の勝負の記述があり(p.32中段)、『嘉永明治年間録』の記述が引用されている。出典は『嘉永明治年間録』のほか、『温恭院殿御実紀』と『ペルリ提督 日本遠征記』。
出典とされた資料を確認すると
『嘉永明治年間録 上巻』<210.03/22/1 常置>  ( 10332773 )
p.141に相撲の勝負についての記述があり。力士の名は小柳、ただし乗組員の名前等の記載はなし。

「温恭院殿御実紀」『國史大系 第50巻』<210.08/4/ 50常置>  ( 10339596 )
p.139-140に記述あり。力士の名は小柳、ただし乗組員の名前等の記載はなし。
『ペルリ提督 日本遠征記(三)』<イ291/ペ/3a>(20315685)
p.225~p.230 相撲の余興の記述あり。ただし乗組員と力士の勝負についての記載はなし。(1854年3月24日)

・『 近代日本総合年表』p4にも1854年3月24日(嘉永7年2月26日)のことがらとして「力士小柳、米人水夫3人を相手に相撲をとり、勝って評判となる」と記載あり。出典は『新訂増補國史大系 第48-52巻』(「温恭院殿御実紀」)と『ペルリ提督 日本遠征記』
なお西暦1854年3月24日は旧暦では安政元年(嘉永7年)2月26日にあたるが、『嘉永明治年間録 上巻』「温恭院殿御実紀」とも2月16日(旧暦)のできごととして記載している。

・『日本相撲史 上巻』「黒船来航と力士」(p348‐349)にも
「小柳常吉もアメリカの水兵三人を一時に相手にし、一人を差し上げ一人を小脇に抱え、一人を脚下に踏みつけ彼等の胆を奪ったという」と記載あり。ただし日付は嘉永7年二月二十四日のこととされている。出典の記載はなし。

・『横浜市史第2巻』p116には
「「無敵の評判の高い」大関小柳が艦隊きっての大力大兵三人を一度に負かしたときには、アメリカ人一同喝采して感歎し、力士たちの親善の使命は見事にはたされたのである」と2月26日(3月24日)のことがらとして記載あり。出典は『大日本維新史料』第二編ノ五、p109-110,133-135及びHawks F L,『Narrative of The Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan』vol.1 p357-358。『大日本維新史料』を確認すると「温恭院殿御実紀」が採録されていた。こちらも2月16日の日付だが、(二脱カ)と注があった。『Narrative of The Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan』は異本が様々あるとのことで当館所蔵本は305頁しかなく確認できなかった。( http://library.doshisha.ac.jp/ir/digital/cary_bunko/narrative_detail.html
Biodiversity Heritage Library(Internet Archive)で『Narrative of The Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan』vol.1のp357-358、および横浜村での饗宴の部分にも目を通してみたが、水兵3人との勝負に関する記述は見つからなかった。小柳の名は記載あり。

当館所蔵の以下の資料を調査するが、アメリカ側の記録としては、乗組員との対戦の記録は発見できなかった。(1854年3月24日、横浜村で力士が米俵を運び、稽古や取組をペリー達のまえで披露したなどの記述はある。)
『武相叢書 亜墨理駕船渡来日記』<K25.1/6A>(50029032)p.107に記述あり。p.128~p.129出張した相撲力士の名簿あり。
『亜墨理駕船渡来日記 横浜貿易新聞から』<K25.1/64>(60525730)p.189~p.193 「36 力士 楽々と米俵を運ぶ」として、記述あり。「解説」には、「乗組員と相撲を取った力士もいたようである。」と記載されているが、典拠不明。
『ペリー日本遠征日記』<210.18/54-2/1>(10366631)p.368~p.372「陸上での余興」 ペリーたちの前で行った相撲の試合(余興)の記述がある。
『ペルリ提督 日本遠征記(三)』<イ291/ペ/3a>(20315685)p.225~p.230 相撲の余興の記述あり
『ペリー日本遠征随行記』<210.18/54/8>(10366557)p.244~P.246 相撲の余興の記述あり

当館未所蔵の『力道山以前の力道山たち(日本プロレス秘話)』小島貞二著 三一書房 1983の目次には第三話 ペリー提督も見た日米対抗戦という記載があり。
また産経のインターネット記事を転載したブログ【大相撲豪傑列伝】(4)ペリーの前で米国格闘家に圧勝 小柳常吉 2008.10.18 17:41
(産経新聞の豪傑列伝|KBP大相撲中継  http://ameblo.jp/kamoshikamaru-zeki/entry-10191948762.html  )
には、「レスラーのウイリアムスとブライアン、ボクサーのキャノン」と記載されているが典拠は不明。『ペリー日本遠征日記』<210.18/54-2/1>(10366631)p.458~p.477 付録C 日本遠征(一八五二-一八五五年)関係士官及び下士官一覧に目を通すが、特定できる人物はいなかった。
回答プロセス
(Answering process)
① ペリー来航の際のできごとなので、ペリー関係の資料を確認。横浜村での饗応の際、力士が米俵を運び、稽古や取組をペリー達のまえで披露したという記述はあり。しかし乗組員との勝負についての記載はなし。

②出典が明記されている資料ということで、『新・國史大年表 第6巻(1853-1895)』を確認。記載されている出典にあたってみる。力士の名前は記載されていたが乗組員の名前については記載なし。
③横浜村での饗応の際のできごとということで横浜関係の資料を確認する。『初めて出会った亜墨利加』(市民グラフヨコハマ臨時増刊号)横浜市市民局市民活動部 1978 <k05.1/ 63-1 常置> ( 50505155 ) 「黒船渡米関係 横浜年表」(p57-59)の嘉永7年3月26日の事項として力士小柳が水夫3人を相手に相撲を取って勝ち、評判となるという記載があり。参考文献としてあげられていた資料を確認すると、『近代日本総合年表』『横浜市史第2巻』(1959)に乗組員と力士との勝負について記載あり。力士の名前は記載されていたが乗組員の名前については記載なし。それぞれの出典にもあたってみるが、アメリカ側の記載は発見できず。

④相撲関係の資料を確認。『日本相撲史 上巻』に乗組員と力士との勝負について記載あり。力士の名前は記載されていたが乗組員の名前については記載なし。

⑤インターネットで検索してみる。典拠を示して記載している記事は発見できず。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
外交.国際問題  (319 9版)
相撲.拳闘.競馬  (788 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
ペリー来航
力士
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000149662解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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