レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150827
- 登録日時
- 2016/12/16 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 13:15
- 管理番号
- 中央-2016-06
- 質問
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解決
中国における、かんざし等の髪飾りの種類や歴史、文化について知りたい。
- 回答
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中国における髪飾りについて、中国に関する事典類、髪飾りに関する資料を調査した。
資料1のp.32-33に中国の髪飾りについて、かんざしを挿すことが成人の儀式であることなどの説明がある。また、「中国では古くより簪(しん)や釵(さい)で結った髪を固定した。簪は正式には笄(けい)ともいったが漢代以降簪というようになった」という記述があることから、資料2、資料3で「簪」「釵」「笄」について記載があるかを確認した。
資料2のp.520に「しん 簪」の項目があり、簪について古代からの歴史が10行程度で説明されている。p.353に「さい 釵」の項目があり、釵の特徴や、白居易の「長恨歌」からの引用文等が9行程度記載されている。さらに、p.225に「けい 笄」の項目があり、笄の使い方や『釈妙』「釈首飾」からの引用文等が16行程度記載されている。
資料3で「簪」を引くと笄を見るよう示されている。p.283の「けい【笄】」の項目には35行程度の説明があり、新石器時代から清までの笄に関する歴史、材料は等級により区別があることなどが記載されている。p.432には「さ【釵】」の項目がある。春秋遺跡に見られた釵からの変遷など、9行程度の説明がされている。
資料4のp.47-90に「髪飾篇」という章があり、その中に「髪を補う小道具」、「かんざし百態」、「挿し櫛の習俗」、「髪飾りの種類」という節がある。
p.48-51の「髪を補う小道具」では、中国の髪飾りの歴史が概説されている。
p.52-71の「かんざし百態」では、様々な種類のかんざしがイラストや絵画、写真で紹介されているほか、個々のかんざしについての説明が記載されている。
p.72-81「挿し櫛の習俗」では、櫛に関するの歴史の概説があるほか、イラストや絵画、写真で時代ごとの櫛が紹介されている。
p.82-89「髪飾りの種類」では、そのほかの髪飾りの種類について、イラストや絵画、写真付きで説明されている。
資料5は、中国古代の様々な服飾に関する資料を図版で紹介し、詳細な説明が加えられている。
p.531-539「索引」を見ると、「釵」はp.149,258,283,338,381,382,404,418,435,465,467の各ページに、「簪」はp.9,29,176,381,453,465,467,477,500,501,505,516の各ページに記載されていることがわかる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国 (222 9版)
- 衣食住の習俗 (383)
- 参考資料
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- 【資料1】世界の櫛 / ポーラ文化研究所/編著 / ポーラ文化研究所 , 1996.1 ( ポーラ文化研究所コレクション 4 ) <3835/ 3022/ 96>
- 【資料2】中国歴史文化事典 / 孟 慶遠/主編 / 新潮社 , 1998.2 <R/ 2220/ 3097/ 98>
- 【資料3】中国文化史大事典 / 尾崎 雄二郎/編集代表 / 大修館書店 , 2013.5 <R/ 222.00/ 5077/ 2013>
- 【資料4】中国五千年女性装飾史 / 周 ?/著 / 京都書院 , 1993.3 <D/ 3831/ 3053/ 93 >
- 【資料5】中国古代の服飾研究 / 沈 従文/編著 . 増補版 / 京都書院 , 1995.5 <D/ 3831/ 3080/ 95>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000203315