レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/3/8
- 登録日時
- 2017/08/03 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:32
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000478
- 質問
-
解決
【回天の設計に携わっていた父の業績について】 父が呉の海軍工廠に在籍し、回天を設計したと聞いている。また、親戚で徴兵され満洲へ行き終戦後シベリアで抑留された人がいる。二人のことがわかる資料はないか。
- 回答
-
・『士官総覧』等軍関係名簿に当るが記載なし。
・回天・人間魚雷などをキーワードに検索し、『人間魚雷』等を提供するも記載なし。
・改めて回天設計に携わった人を調査
回天は、1943年陸軍の沢崎正恵が設計し軍に上申。その後黒木博司、仁科関夫が考案。改良を重ねたことがわかった。
・『呉市史』第4巻記載なし。第6巻p425~432に「特攻兵器の製造」に設計に関わった人々の名前があるが対象者の氏名なし。
・広島県立図書館所蔵の『呉海軍工廠職員名簿(S3)』にも記載なし。
・石川県立図書館所蔵の『回天』 に記載なし。
・国立国会図書館軍事関係名簿を調査するも該当する名簿なし。
もう一人の人物と合わせ軍籍記録を調査した。
同様の調査結果が埼玉県立久喜図書館がレファレンス協同データベースに掲載されていた。
「昭和24年8月から9月30日までの間にシベリア抑留から帰還した人の名簿が見たい。」(埼玉県立久喜図書館)
【URL】http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000118040-00
・シベリア抑留者について
死亡者は「厚生労働省」ホームページにて公開されている。引揚者は遺族のみ厚生労働省に問合せ可能である。
・引揚船乗船記録
新聞地方版に引揚者の名前が記載されている。
・軍歴の照会は、陸軍の場合は個人の本籍地または住まいの都道府県庁社会福祉関係部署、海軍の場合は厚生労働省社会援護局業務課に対して行うことができる。
・海軍関係の資料館として、回天記念館(周南市)、大和ミュージアム(呉市)、海上自衛隊呉史料館(呉市)、靖国偕行文庫(東京都)を紹介した。
・地元北國新聞データベースにより、2014.8.16朝刊に「回天搭載の潜水艦設計」との見出しで設計に携わっていた方のインタビュー記事が掲載されていたことを合わせ紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000219801