レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年04月14日
- 登録日時
- 2023/04/20 11:50
- 更新日時
- 2023/05/27 17:51
- 管理番号
- 2022-0004
- 質問
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解決
戦前に発行された雑誌『装苑』を閲覧したところ、着物や洋服の型紙のイラストが実寸よりかなり小さいサイズで掲載されている。当時の人は服を作る際にこのイラストからどのように型紙を起こしていたのか。
戦前の『主婦之友』には附録で原寸大の型紙が付いているものがあり、自分でその型紙を写して新しい型紙を書きおこしたことがある。
- 回答
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以下の資料を提供。
『主婦之友 第36巻第4号 附録(昭和27年4月)』
原型の製図方法について詳細あり。標準寸法が載っており、これをベースに自分の体形にあわせて製図した原型を持っておくと良い、というようなことが書いてあり。
『主婦之友花嫁講座 第3巻』
p62~「婦人子供服の基礎になる割出し法」標準寸法の一覧と製図の仕方、シャツやワンピースなど洋服の種類ごとに型紙の裁方について解説あり。
『家庭洋裁全書 改訂増補』
男女、子ども別に服の原型の割出方が載っている。
『スタイルとデザイン集』
p14「婦人服標準寸法」あり。女性と子ども向けの原型あり。
『婦人倶楽部 第34巻第12号 付録(昭28年11月)』
p64・65「ドレメ式婦人服原型・文化式婦人服原型」あり。
p111~「洋裁和裁編み物 スマートな冬の婦人ものの作り方」に原型の図とともに型紙の作り方の説明あり。
『洋裁の時代』
『読売新聞 2013/8/1 朝刊』「『型紙』付き記事 洋装普及」
1926年~1946年まで34回にわたりドレスメーカー女学院の設立者・杉野芳子による型紙付きの記事が掲載されたとあり。
昭和館では、昭和20年~23年の「読売新聞 縮刷版」を所蔵している。
昭和館で閲覧できない年代の記事については、データベース「ヨミダス歴史館」を所蔵している図書館で閲覧可。昭和館の近くでは千代田区立千代田図書館で提供している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『装苑 第6巻第1号(昭和16年1月)』など戦前に刊行された『装苑』を数冊閲覧済。
- NDC
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- 衣服.裁縫 (593 8版)
- 家政学.生活科学 (590 8版)
- 衣食住の習俗 (383 8版)
- 参考資料
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- 『主婦之友 第36巻第4号 附録(昭和27年4月)』主婦之友社 1952.04 (051/Sh99/z36-4 閉架雑誌 100026154)
- 『主婦之友花嫁講座 第3巻』主婦之友社 編 主婦之友社 1939.07 (590.8/Sh99/3 地下書庫和図書 000024495)
- 『家庭洋裁全書 改訂増補』辻村屋壽 著 辻村學園出版部 1951.06 (593.3/Ts44 地下書庫和図書 000064437)
- 『スタイルとデザイン集』伊東操 著 瑞穂ドレスメーカー女学院出版部 1946.08 (593.36/I89 地下書庫和図書 000045663)
- 『婦人倶楽部 第34巻第12号 付録(昭28年11月)』大日本雄弁会講談社 1953.11 (051/F64/Z34-12 閉架雑誌 100026163)
- 『洋裁の時代』小泉和子 著 農山漁村文化協会 2004.03 , ISBN 4540031562 (383.1/Ko38 開架一般 060002467)
- キーワード
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- 洋裁
- 型紙
- 原型製図
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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【調査済資料】
『婦人倶楽部 第32巻第1号 附録(昭和26年1月)』(100023897)
『婦人生活 第3巻第4号(昭和24年4月)』(100035423)
『婦人世界 第4巻第1号 附録(昭和25年1月)』(100026886)
『アルス婦人講座 第三巻』(000063690)p69「型紙の縮め方と延ばし方」
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000332270