レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年01月20日
- 登録日時
- 2018/08/19 16:22
- 更新日時
- 2018/12/19 10:45
- 管理番号
- 埼熊-2018-037
- 質問
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解決
伊勢物語に、在原業平が隅田川を渡る舟上で「あの鳥は何か?」と問うと、船頭が「ゆりかもめ、別名都鳥だ」と答えたため、都を思い出した仲間たちが泣いてしまったという話がある。この仲間(グループ)が、何の集団だったのか知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『日本の旅人 1 在原業平』(池田弥三郎著 淡交社 1973)
p114-115 旅に同行した従者に関する記述あり。
p143「「これなん、都鳥」には、望郷の感傷を誘う前に、そういう、謎かけ・謎ときの奇智を、業平に求める一座(この場合は同船の人々だが)の期待がまずあったのであろう。」とあり。
『今井源衛著作集 第7巻 在原業平と伊勢物語』(今井源衛著 今西祐一郎[ほか]編 笠間書院 2004)
p82、87、88 旅に同行した友に関する記述あり。
『神田秀夫論稿集 2 古小説としての源氏物語』(神田秀夫著 明治書院 1984)
p5、7、53-55 旅に同行した従者に関する記述あり。
角田文衛著「業平の東下り」(『文学(37)』p37-48 岩波書店 1969.12)
p40 旅に同行した従者に関する記述あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈在原業平〉で検索する。
2 雑誌記事を調べる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
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- 『日本の旅人 1 在原業平』(池田弥三郎著 淡交社 1973) , ISBN 4-473-00527-5
- 『今井源衛著作集 第7巻 在原業平と伊勢物語』(今井源衛著 今西祐一郎[ほか]編 笠間書院 2004) , ISBN 4-305-60086-2
- 『神田秀夫論稿集 2 古小説としての源氏物語』(神田秀夫著 明治書院 1984) , ISBN 4-625-51132-1
- 『文学(37)』(岩波書店 1969.12)
- キーワード
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- 在原 業平(アリワラ ナリヒラ)
- 伊勢物語
- 古今和歌集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000240950