レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年01月30日
- 登録日時
- 2009/04/23 18:49
- 更新日時
- 2009/04/23 18:49
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-1050
- 質問
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解決
能登半島で冬に観察できる「波の花」について、科学的な成因や調査を記述した資料はないか。
- 回答
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1 「波の花」は海の泡が岸に溜まったもので、風にあおられて花のように舞い上がる。『石川県大百科事典』(北国新聞社,2005 一般:291.43/シ)に「波の花」の項目があり、以下の記述がある。
「(前略)発生する条件として気温が0度以下で、風が強く、波が岩場に叩きつけられることが挙げられる。海中のプランクトンや海藻類にある粘液が、水面温が下がることによって粘液性がより強くなり、岩場に打ち当たることの繰り返しにより泡となる。この泡は当然塩分が多く、電線や鉄製品に付着すると腐食を早めるため塩害の原因として嫌われている。(後略)」
2 国立国会図書館の雑誌記事索引を検索したところ、『科学朝日』39巻3号(1979.3)に、阿部友三郎「冬の庄内海岸に舞う「波の花」」が該当したが、該当号を所蔵しておらず、記事内容を確認することができなかった。
3 上記雑誌記事の著者・阿部友三郎で蔵書検索したところ、2件該当あり。そのうち『あわの科学』(地人書館,1984 7書庫:431.8/ア)には、直接「波の花」に関する記載はなかったが、海の泡一般に関する化学的、物理的性質が扱われており、参考になると考えられる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 物理化学.理論化学 (431 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000054183